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壁にぶつかるということ

大晦日ですね。
皆さんはどんな年越しを過ごされますか?
ぜひ良いお年をお迎えください。

さて、普段仕事をしていると、決して少なくない機会で難題ともいえる講義やワークショップの作成を依頼いただくことがあります。
例えばこれまでにないような自己分析の方法論であるとか、コロナ禍でも出来るだけ密を避けながら対面で出来るグループワークなど。

そんなこれまで自分が作ってきたものではない課題と向き合ったとき、いわゆる「壁にぶつかる」という状態になるのですが、それでもせっかくお声がけいただいたことは全てありがたいことだと受け止め、頭をフル回転させて考え抜くようにしています。

その結果、今年は新たな自己分析の方法として「相手から自分を知る」という進め方を構築・提案し実施したところ、その後、他の複数の大学や新聞社主催のセミナーでも、この内容での新たな講義機会をいただくことができました。

・壁にぶつかることは気付きや成長のタイミング
・壁にぶつかるのはその先に進もうとしている自分がいるから

大学の現場でも就職活動を頑張る学生の皆さんがそれぞれ壁にぶつかる姿を何度も見てきました。
しかし、壁にぶつかるというのは、その壁にぶつかるまで自分の足で前に歩を進めてきたからだと思います。
実際になかなかエントリーシートを通過しない、なかなか面接が上手くいかないといった壁は、自分が頑張ってそれらに挑んでいるからだといえます。

なかにはそのような自分で歩を進める動きをしていないから壁などにもぶつからない、あるいは壁を前にして立ち止まっている学生もいます。
実際にそんな学生に対して、ゼミの先生やキャリアセンターのスタッフが一生懸命に本人の背中を押そうとしている光景もよく目にします。

就職活動本番でもきっと多くの学生の皆さんがいくつかの壁にぶつかるだろうと思いますし、すでに何度もぶつかっている人もいると思います。
でもそんなときに思ってほしいのは、それだけここまで自分の足で進んできたし、その壁の先に進みたいという意思があるからぶつかるのだということです。
そしてできれば、その壁を前にして立ち止まるのでもなく、来た道を引き返すのでもなく、ぜひそれを乗り越えるという意思決定をしてほしいと思っています。ミスチルの「終わりなき旅」などをBGMにしながら。

その時に大切なのは、壁を乗り越えるためにただひたすらによじ登ろうと何度も同じやり方を繰り返すのではなく、常に見直していくことです。

失敗や挫折のなかにこそ、その先に進むためのヒントがあるといいます。
なぜこんなにもエントリーシートや面接で落ちるんだ?と落ち込むのではなく、どうすれば自分のエントリーシートや面接を良いものにできるだろうか?ということに思考と行動を変えていきたいですね。

年明けラストスパートを頑張っていく23年卒の皆さんも、これから本選考に挑んでいく24年卒の皆さんも、一旦はお正月にリフレッシュして、新年改めて自分の足で歩を前に進めいくことを応援しています。

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