見出し画像

「何のためにするのか」という自問自答の大切さ

 やらなければいけないことに日々追われていると言う人も多いのではないでしょうか。私も偉そうなことは言えず、毎日やらなければいけない事だらけです。ポリシーとして子供や家族のことは最優先で取り掛かっているのですが、その反動でやらなければいけない仕事がやれないこともたまにあります。

 やらなければいけないことが沢山ある場合、ただ闇雲に着手してはいけなくて、優先度を付けて対応していくのは良く言われるアドバイスかと思います。そのアドバイスと同じくらい大切な考え方が表題の通り「(今からやろうとしていることは)何のためにするのか」という自問自答です。これは本当に大切な問いで、これを明確にしないと大失敗をします。目の前の山積みな課題に対して盲目的に対応し続けた結果、大量の”やり直し”が発生したなんてことは良くある話です。以下の場合、皆さんは①と②のどちらが良いですか?

①10個のタスクを10時間かけて完了した
②10個のタスクを8時間かけて完了したが、6個のタスクがやり直しになって追加で6時間かかった

 ここで②を選ぶ人なんていない筈です。しかし「何のためにするのか」を自問自答しないと②の様なケースになってしまう可能性が高いです。なぜかと言うと、この自問自答をしないと”本当にやるべきこと”や”期待されていること”などを理解しないまま手を動かしてしまうからです。以前、以下の様なツイートをしました。

 Twitter界隈では「行動こそ正義」みたいなメッセージを良く目にします。その考え方自体は正しいのですが、行動すれば何でも良いのかと言うと、そうではありません。行動には価値の大きな行動と価値の小さい行動があるからです。そして時間は誰にとっても平等なので、価値の大きな行動を増やし、価値の小さい行動は極力なくすことが大事です。以前、以下の様なツイートをしました。

 マニュアルを作る場合の例について解説していますが、例えば商品の魅力を伝えるチラシを1ページ作るのでも同じです。チラシを見て欲しい人を明確にしないとデザインがぶれてしまいます。チラシの効果を”認知させる”か”購入させる”か”問い合わせる”かのどれに設定するかで訴求する内容が変わってきます。

 この考え方は仕事だけでなく遊びでも同じです。以前、以下の様なツイートをしました。

 私の趣味の一つがギターなので、この様な例を上げましたが、例えばパソコンが好きな人がパソコンを購入する時も同じです。パソコンで何をしたいのかを考えないと正しい買い物はできないですよね。動画編集をゴリゴリやりたい人が安くてスペックの低いPCを買っても仕方ないですし、ネットサーフィンだけできれば良い人がハイスペックなPCを買っても意味ありません。

 遊びでも仕事でも、「何のためにするのか」という自問自答の大切さはご理解頂けたと思います。もしかしたら、元々ちゃんと理解されていた人の方が多いかもしれません。では最後に一つ質問をさせてください。


「貴方は何のために働いていますか?」


 働く理由を明確にしていない人には、働くことで沢山の無駄が生じています。働く理由を明確にして、価値の大きな仕事を増やし、価値の小さな仕事を減らすのが幸せへの近道です。

よろしければサポートをお願いします!頂いたサポートはクリエイター活動費に活用させていただきます。