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仕事は60点で提出する

 何か特定のアウトプットを求められた場合、100点満点の内容を作り上げてから提出する人も少なくないと思います。100点を目指すことはとても大事な姿勢ですが、それを自力で達成するのは決して賢いやり方とは言えません。本日はそんな内容です。

 「60点ってなんなのか」と思われる人も多いかと思いますので、勝手に点数の定義をしたいと思います。60点というのは合格ギリギリラインです。80点以上が優秀な答えとした場合の60点なので、合格といえば合格だけど、まだまだ頑張る余地はあるよね?という点数が60点です。

 なぜ60点で提出するのか。ここで誤解してはいけないのは1回の提出で終わらせてはいけないということです。あくまで最初の1回目の提出が60点であり、そこから2度3度と提出を繰り返して100点に近づけるのです。では、なぜ最初から100点を目指さないか。それは自分一人の力でで100点を目指すのはとても難しくて非効率だからです。

 以前、こんなツイートをしました。

 自分1人の力で100点を取ることは勿論可能です。ですが、それには物凄く時間がかかり、その間に他のチャンスを失ってしまいます。100点を取ることは大切ですが、それと同時に”如何に効率よく”100点を取るかが重要なのです。その為にも、まずは自力で60点を目指してギリギリ合格を取ります。そのアウトプットを先輩社員や上司に見てもらい、沢山のアドバイスをもらいます。そのアドバイス通りにアップデートすれば簡単に80点を取ることができます。自力で80点を取るのは難しいですが、先輩や上司に助けてもらえば簡単ですし、抑えるべきポイントを学ぶこともできます。そこでもう一度先輩上司に見てもらって追加のアドバイスを貰えば、簡単に、しかも最速で100点を取ることができます。

 ここで大事なのが、最初に取るべき点数は合格ギリギリの60点という点です。不合格の50点じゃ駄目なのです。50点を提出したら「もうちょっとどうにかなるだろ、やり直し」と言われ、先輩や上司にアドバイスを貰うことすらできません。最初はあくまで合格圏内の点数を取ることが大切なのです。

 この手法のメリットは、最速で100点を取れることだけがメリットではなくて、周りの人のアドバイスで自分を成長させることができるという点にもあります。この為、この手法を繰り返していくと、先輩や上司のアドバイスが体や脳に染み込んできて、次第に最初に提出するアウトプットの点数が60点から70点、80点、90点と高まっていきます。すると、次第に周りからは実力のある人だと認知され始め、いつの間にか人のアウトプットにアドバイスを出す側の人間なっています。

 これがタイトルにあった”仕事は60点で提出する”という考え方です。何歳になっても忘れてはいけない大切な考え方かと思います。

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