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仕事の難しさを伝えることの大切さ

 皆さん、会社では正しく評価されていますか?簡単な仕事しかしていなければ良い評価を得られないのは仕方ないですが、難しい仕事をしても良い評価を得られなければ納得できないですよね。ですが皆さん「所詮、そんなものだよね」と思い、諦めていませんか?諦めるなんて勿体ないことはしないでください。今回はそのような内容です。

 例えば営業職の人が、月に3000万円売り上げる目標のところ倍の6000万円を売り上げたら、当たり前の様に良い評価を得ることができます。しかし、一言で「良い評価」と言っても程度の違いがあります。評価を決める上司の人が営業経験のある人であれば、倍の売り上げを出すことがどれだけ大変かを十分に理解してくれるので、納得性の高い良い評価を貰える筈です。しかし、上司に営業経験が無かったり、有ったとしても微々たる経験だった場合は、倍の売り上げを出すことがどれだけ大変かいまいちピンと来ないので、納得性の低い評価を出されてしまいます。

 この「倍の売り上げを出すことがどれだけ大変かいまいちピンと来ない」というのが正しい評価を得られない原因です。「ピンと来ないなんてことがあって良いのか」と思われる人も多いと思います。本当は正しく理解できないといけないのですが、上司は部下の実務を理解しているとは限らないのが事実です。なぜなら上司は部下がやっている仕事と同じ仕事を過去にやっていたとは限らないからです。

 社長→事業部長→部長→課長→担当者というピラミッド構造を想像してみてください。社長の下には数人の事業部長がいて、それぞれの事業部長の下には数人の部長がいます。その数人の部長にはそれぞれ数人の課長がいて、それぞれの課長の下には大勢の担当者がいます。もし、上司は部下の仕事を過去に経験していることが必須な世界だったとしたら、課長は担当者の仕事を経験していることになります。そんな課長の仕事を部長は経験していることになり、事業部長は部長の仕事を経験していることになり、社長は事業部長の仕事を経験していることになります。言い換えると、社長はその会社にある全ての仕事を経験していることになります。そんなことあり得ないですよね。この様に、上司は部下の仕事を経験したことがあるというのは理想であって現実ではないのです。そして、上司は部下の実務を理解していないから正当な評価を出すことは難しいのです。

 実際、私は企画が本業なのですが、私の上司は企画経験が一切ありません。この為、私の上司は私の実務を全く理解できていません。

 でも、ここで諦めたら駄目です。頑張った分は正当な評価をされなければいけません。では、どうすれば良いのか。それについては以前、以下の様なツイートをしました。

 分からない人には教えてあげるしかありません。仕事をした上での成果は、結果だけを上司に報告するのではなくて、結果が出るまでの過程も報告するのです。

 「その仕事の何が難しいのか」
 「なぜ難しいと言われているのか」
 「難しい部分をどう攻略したのか」
 「攻略した時に工夫したのは何か」
 「なぜ自分はできたのか」
 「なぜ他の人にはできないのか」

 こう言った「この難しい仕事は自分だから達成した、他の人には難しいと思う」といった説明を分かりやすく簡潔に説明します。すると、部下の実務を理解していない上司でも貴方が成し遂げた成果の凄さを理解して、納得性の高い評価をしてくれます。

 まずは「上司は部下のことを理解できていない」という事実を認識しましょう。その上で「分かっていない人には教えてあげる」という当たり前の行動を取ることで、正当な評価を得て、貴方の幸福度が上がっていきます。

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