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人は平等ではないという事実

 賛否両論あると思うタイトルですが、目を背けてはいけない事実だと思います。人は平等ではないのが事実です。これを見えない振りして「人は皆、平等だ」と認識してしまうと、大きな過ちを犯してしまうかもしれません。本日は、そんな内容です。

 働いている人は勤めている会社や職場によって既に不公平があると想像し易いのではないでしょうか。例えばお客様の困り事を解決するソリューションを提案する入札があった場合、全く同じ提案・サポート体制・価格を複数の会社が提案した場合、多くの場合は一番ネームバリューのある大手企業が採用されるケースが多いです。そこで初めて聞く様な名前の企業が採用されることはあまりありません。大手企業は大手に成り上がるまでの歴史があるので、それがお客様にとって安心感を与えているが故の結果ですが、中で働いている人からすれば、不公平としか思えないでしょう。

 では、働く環境の様な外的要因から少し離れましょう。同じ会社に勤める同期の仲間達10人の中で一人だけ将来有望な海外販売組織に異動することになった場合、そこではどんな人が選ばれるでしょうか。仮に会社での成績やTOEICスコアが全く同じだった場合、そこでは人付き合いの良さや笑顔の量など、一緒に働いていて気持ち良いと思わせる様な要素で選ばれます。一緒にいて気持ち良いと思わせるかどうかは個人それぞれの日頃の姿勢次第な気がしますが、これが新卒社員だとしたら話は別です。学生を卒業したばかりの人間の個性は、親御さんの育て方に影響を受けることが大きいです。シンプルに言うと育ちの良さです。育ちが良いか悪いかだけで、人はだいぶ平等ではなくなります。

 親の育て方も外的要因だと思う人もいるかもしれません。そんな人には生まれ持った体質を意識してみて欲しいです。生まれ持った体質こそ平等ではありません。身体的特徴に対する好みは人によって大きく違うので何が有利で何が不利かは変わってきますが、好みを判断する人がいる以上は平等ではない筈です。背の低い男性を好む人から長身の人が好まれるのは不利ですし、ふくよかな女性を好む男性からモデル体系の人が好まれるのも不利です。

 以前、こんなツイートをしました。

 結論から言うと、人は平等ではないのです。人は不平等ありきの世界で生きています。では、そんな世界でどう生きていくのか。一番大事なのは「人は皆平等」という意識をなくすことが大事だと思います。人は皆不平等という事実を受け入れて生きていくことが大切だと思います。

 そんな世界は生き辛いと思いますか?そんなことはありません。逆にとても生き易くなります。人が不平等ということは言い換えると、人は違っていて当たり前ということです。人は皆が皆、個性が違っているのが当たり前で、それが当たり前なのを大前提として生きていくのです。自分が苦手なことを簡単成し遂げる人がいるかもあしれません。でもそれは、自分が得意なことをなかなかできない他人がいると言う事実裏返しなのです。

 自分と他人の個性は違うと考え、それを受け入れるだけで、だいぶ生き易い世の中になります。自分が苦手なことを深追いすることなく、自分が得意なことだけを追い続けましょう。そうするだけで、居心地の良い世界になると思います。

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