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昔の様に元気な会社になる方法

 過去に公開した2つのnote の続きとなっていますので、できればそちらをご覧になってから、こちらのnoteをご覧ください。勿論、読まなくても理解できる様に書いています。

 これら2つのnoteでは、貴方が拘りたい仕事こそ、上司や会社に黙って隠れて進めるべきという考え方を解説しました。今でこそ、なかなか難しいテクニックの様に感じられるかもしれませんが、昔の日本の企業では当たり前の様に行われていたテクニックでした。正確にいうとテクニックというよりも企業文化に近いかもしれません。本日はそんな内容です。

 よくネットで見るかと思いますが、平成元年と平成31年の世界時価総額ランキングというものがあります。詳しくはリンク先を参照ください。シンプルにいうと、平成元年当時は世界ランキングの大半を日本企業が占めていたにも関わらず、そこからたった30年で世界ランキングにはトヨタ自動車が43位にランクインするだけという事実となります。平成も終わった令和の時代、世界で戦えている日本企業はほとんどないということになります。

 たった30年前は世界で戦えていた日本企業が何故今は戦えなくなってしまったのか。その理由は沢山あるのでしょうが、代表的な理由に「ヒット商品を生めなくなったから」という理由があります。ここにフォーカスしたいと思います。

 ではなぜヒット商品を生めなくなったのか。その理由は実は明確で、ヒット商品を生み出すのに欠かせない”社員が自由に働ける”という文化がな無くなってしまったからです。以前、こんなツイートをしました。

 良くも悪くも、活きの良い社員を自由に泳がせるという文化が昔の日本企業にはありました。そこで好き好んでプライベートを犠牲にして頑張る社員がイノベーションを起こし、次々とヒット商品を生み出しました。しかし、一部で過重労働などで事故が発生した事を機に、より安全な職場環境を構築する様になり、その結果として頑張れる人が頑張る環境がなくなってしまいました。勿論、事故は再発してはいけないです。しかし、それに対する解決策として画一的に労働時間を規制したり、トップダウンの仕事しか認めなくする様な安直な対策を取ったからこそ、頑張れる人の活躍の場を奪ってしまったのです。

 では、日本には世界で戦える企業が減ったとして、海外の企業はどうでしょうか。それについては過去にこんなツイートをしています。

 海外では成功している会社こそ目立ちますが、厳しい会社も勿論沢山あります。そんな中で頑張っている会社はやはり従業員に自由に活動できる環境を与えています。やはり、今も昔も元気な会社は従業員に一定の自由を与えているのです。元気の無い日本において成功をしたい会社は、従業員に一定の自由を与えて、その中でイノベーションを起こす事に期待するべきなのです。

 ですが、今の日本企業は分かっていてもなかなか踏み出せません。理由は沢山あります。代表的なのが「既存事業を頑張って”成功すること”よりも”失敗を回避すること”に注力したいから」という理由です。また「あと数年経てば逃げ切れる経営陣が現役の間は冒険したくない」といった理由もあります。気持ちは理解しますが、馬鹿馬鹿しいですよね。今の会社で後2〜30年働く身としてはとても共感できる理由ではありません。だからこそ、まだまだ働かなくてはいけない中間管理職は部下に一定の自由を与えるべきですし、部下は本当にやるべき挑戦こそ会社に黙って隠れて実践するべきなのです。

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