自分の身は自分で守るのが大人です
このnoteで伝えたいこと
新型コロナウィルスによって様々なリスクが蔓延していますが、会社や上司の指示に納得できなかったり、不満を持っている人が多いことが観察できています。多くの人が、自分の置かれている状況に我慢しているのですが、それは健全な状態とは言えませんので、このnoteでは注意喚起をさせて頂きます。
こんな人に伝えたい
自分で仕事の裁量を決めきれない社会人、所謂サラリーマンの人にはできるだけ読んで頂きたいです。このnoteがきっかけで、仕事への姿勢が変わる事を期待しています。また、これから社会人になる学生の方にも読んで頂けると、健全な心理状態で働き始められると思いますので、是非読んで頂ければと思います。
勤務ルールの本音と建前
新型コロナウィルスの脅威に晒されている今、動物的な本能で、誰もが満員電車で出社する事に抵抗を感じるかと思います。時差出勤したとしても、会議が一つでもあれば狭い部屋に閉じ込められて濃厚接触になります。本来はこういった機会を無くす為に企業側が最大限の努力をするべきなのですが、業種や企業体力によって、なかなか上手くいかない事があるのも事実です。特に大企業は従業員が多いが故に、勤務ルールを性悪説で考えざるを得ません。どこかの誰かが悪い事をしでかす事を前提にルールを作るのです。大半の従業員が窮屈な思いをする事を理解しつつも、致命的な過ちを犯さない為に、厳し目のルールを策定するのです。
実は会社側はそんな勤務ルールを必ずしも死守して欲しいとは思っていないケースが多いです。基本的には従業員一人一人に適宜、最適と思われる考え方で働いてもらえれば良いと思っています。ただ、極一部の日頃から目をつけている従業員が失態を犯さない為に、厳し目のルールを設定しているだけです。これが勤務ルールの本音と建前です。
残念な”真面目”な人
会社で働く上で「真面目だよね」と言われる人が一定数います。良く思い返してみてください。その「真面目」という言葉、悪口ではないですか?「融通の効かない人」「自分で判断できない人」「上司の指示通りでしか動かない人」です。能動的に、時にはルール度外視で業務を進めていく事が是とされる現代において、「真面目」はもはや悪口なのです。
そんな真面目な人は会社が作った厳し目の勤務ルールを馬鹿正直に捉えてしまいます。少しでも勤務ルールから逸脱することに怯え、恐れ、必要以上に堅苦しく働きます。そんな真面目な人ほど、自社のルールを守りながら自社のルールを批判します。台風の中で苦労して出社しながらTwitterで「台風でも出社させるうちの会社はブラック」と呟くのです。台風と言う事実を目の当たりにしつつ、自主的に出社を止めない自分がブラック社員だとも気づかずに。
真面目な社員と性悪説なルールの相性
そんな真面目な社員は、会社が決めた性悪説なルールと、とことん相性が悪いです。真面目な社員はM気質が強いので、自らルールを逆手にとって、勝手に自分を陥れていきます。勝手に苦労すれば良いのですが、その苦労を聞きたくもない周りの人に伝え続けます。私が親しくしている友人にもこのパターンがいたので注意をしたのですが、
「自分はササキと違いそれなりに立場があるから勝手なことはできない」
「社会人でいる以上、ルールを逸脱すると言うことは許されない行為だ」
と、何とも思考停止な言葉しか出てこなく、友達をやめようかと思ってしまいました。そんな彼はSNSで会社のルールを批判し、2〜3個の”いいね”を貰って満足している様です。そんな彼の様な人を、私は『ルールおじさん』と呼んでいます。
自分の身は自分で守る
会社のルールがどうであれ、周りの行動がどうであれ、自分の身は自分で守るしかないのです。危険だと判断されることは自主的に止めて、逆にイケると思ったことは自主的に進めるのが、真の社会人であり、大人の判断です。「会社に来い」と言われても、リスクを感じたら出社を拒否し、出社せずとも問題無く仕事が進む手筈を整えるのが真の社会人であり、その努力こそが本来やるべき努力です。会社や上司の指示に従った事が原因で自分の人生に傷がついても、会社や上司はそれを謝ってはくれません。逆に、企業側も勤務ルールに本音と建前がある事を理解しているので、個人の判断で勝手な行動をされても、それが常識の範囲を超えていなければ、特別な処罰を与える様なことはしないケースが多いです。この辺の余裕が大企業ならではかと思います。従業員と会社は対等な立場だと理解し、自らが正しいと思える選択肢を選ぶ事が大切かと思います。
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如何でしたでしょうか。ルールはあくまで性悪説に伴うものであり、必ずしも誰もが守るべきものではないとご理解頂けたのではないでしょうか。「わがまま」と「自己判断」は全然違うものなのです。この様な考え方はトップダウンでは浸透しないので、ボトムアップで伝授する事が大切です。共感頂けたら、このnoteをシェア頂ければと思います。
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