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仕事が忙しいことで満足してはいけない

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本日の内容は主にホワイトカラーと言われる人達を対象にした内容であり、ブルーカラーの人には該当しない内容となりますので、ご注意ください
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 皆さん、仕事は忙しいですか?こう聞くと皆「ぼちぼち」と答えるのが日本人です。では、先週一週間のスケジューラーを再確認し、会議や業務や移動の予定がどれだけ詰まっていたかを確認してみてください。大事な事なので、実際に確認してみてください。





 スケジューラーを見直した結果、それなりに忙しい毎日を過ごしてきたと実感される人は多いと思います。決して珍しいタイプではありません。では、今ある仕事への充実度を想像してみてください。これも大事なことなので、実際に考えてから読み進めてください。





 毎日忙しくて仕方ない皆さん、仕事にそれなりの充実感を感じているのではないでしょうか。その充実感を感じる為に、沢山の仕事の予定を埋めて、それをひたすらこなす事に満足して充実感を得ていませんか?実は、昔の私もそのようなタイプでした。スケジューラには1時間刻みで様々な予定が詰まりきっているのです。朝一でスケジューラを見ると「今日も忙しいな・・・」と嫌な気持ちになりつつも、忙しく活躍できていると思い変な安心感もありました。一日の終わりにも当日のスケジューラを見直し、沢山こなしてきた仕事を眺めて達成感を得ていました。でも、実はこれはとても勿体ない状況です。

 前述の通り、毎日カツカツの予定をこなすと、まるで凄くできるサラリーマンの様で「今日も一日厳しかったけど、何とか乗り越えられたな」と達成感を感じます。それは決して悪いことではありません。ですが、見方を変えると予め分かっていた範疇の仕事しかできていないとも捉えられます。ある日に予め10個の予定が入っていたとしたら、10個の予め分かっていた仕事だけで満足しているのです。これは言い換えると、予め想定されていた範疇の成長しかしていないと言えます。ここに「勿体なさ」が隠れています。

 では、どうするべきなのか。答えは以前ツイートした内容にあります。 

 やるべきことは非常にシンプルで、意識してスケジュールに余白を設けるだけです。1日の内で必ず1時間は空白の予定を作るだけで大丈夫です。30分を2つでも構いません。できれば合計して1時間は欲しいですね。これだけで状況は劇的に変わります。

 予定を詰め込みすぎると、予め決まっていたことにしか手も足も頭も使えません。夕方の会議に向けて自分の意見をまとめておきたいと思っても、それすら行う余裕がなく、ノープランで会議に臨まなければいけなくなります。また、カツカツのスケジュールを必死な形相で取り組んでいたら、同僚からのちょっとした雑談もなくなるでしょうから、貴重な社内コミュニケーションも無くなってしまい、社内で孤立してしまうかもしれません。

 ですが、実はもっと勿体ないなことがあります。気づかれている人もいると思いますが、仕事におけるチャンスというのは、突発的に発生するのです。そんなチャンスが降ってきた時、今在る仕事が忙しすぎるからチャンスを逃すというのはあまりにも悲しいことです。毎日長時間に渡って隙間のないスケジュールをギリギリで対応している人に、突発的で重要なオーダーに対応する余裕はありますか?そもそもギリギリで働いている人がそんな大事な仕事にアサインされるとも思えません。毎日それなりに余裕を持って働いている人の方が突発的で重要なオーダーに対応し易いのは明白です。

 これが私がタイトルに込めた「仕事が忙しいことで満足してはいけない」の真意です。また、話の趣旨とは反れますが、毎日激務でカツカツのスケジュールを頑張って消化するというのは体調や精神面を壊しがちです。こういった無茶な働き方は基本的に避けるべきです。


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