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本当に頼れる人とは

 仕事とは基本的に行動量によって個人の成績が決まります。もちろん、一人でなんでもできる人なんて滅多にいないので、出来ない事やわからない事は他人を頼る事で一つ一つ課題を乗り越えていきます。では、そんな時に頼るべき人はどんな人なのか。本日はそんな内容です。

 「頼れるなら誰でも良いじゃないか」
 「助けてもらう側の癖に人を選ぶのか」

 こんな事を言う人がよく居ます。助けてもらう以上、こちらの立場が弱いのはその通りです。ですが、助けてもらえればなんでも良いという訳ではありません。助けてもらうということは、助けてもらうというプロセスを経て、自分自身が成長することを意味します。苦しい時に助けてもらうということは、その助けてもらったプロセスを理解する事で、自分で攻略法の再現性を確立して、次に同じような苦しい局面を迎えたときに自分一人で乗り越えられるようになる事が求められます。だとしたら、その助けてもらう方法、言い換えると助けてもらう人は慎重に選んだ方が良いと思いませんか。

 以前、このようなツイートをしました。

 何かわからない事を聞いたときに、「こうすれば良い」と教えてもらえると、すぐに答えを入手できるので、とてもありがたく感じます。ですが、そこに成長はありますか?「こうすれば良い」という言葉は実はとても残酷で、疑問を持った人の成長を完全に無視した言葉です。せめて「◯◯ができないのは◯◯が原因だから、それを解消するために、こうしたら良い」くらいの説明があれば、相談者の成長に繋がるのですが、そういった配慮の無いセリフはとても残酷だと思います。

 では、何かわからな事を聞いたときに相談するべき最適な人はどんな人か。それは「一緒に考えてみるか」と言える人です。それが本音でも演技でも構いません。相談者と同じ目線に立って、一緒に課題解決をする事で、相談者に課題解決を再現し易くさせる、そんな配慮ができる人こそ、相談相手として最適なタイプだと思います。

 私自身、これまで色んな人に助けてもらってきましたが、その中で一番自分の成長を引き出してくれる頼れる人は、「なんだよー、面倒くせぇなぁ」から始まり、「で、どうすんの、何からやる?」と誘ってくれて、「お前、それ、答えじゃね?」と一緒に答えを導いてくれる見た目も中身も高田純次にそっくりな大先輩です。この人といると、日々成長を感じます。

 課題とは、解決できればそれでOKではありません。次に同じような課題に直面した時に自分だけで解決できるようになる事が大切なのです。それを実現できるようにする為に、困った時に本当に頼れる人を見極める事が大切となります。

 

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