相性が悪い人との付き合い方

　職場は一つのコミュニティ、色んな人がいますよね。趣味が合う人、ノリが合う人、家庭環境が似ている人、長い間一緒に仕事している人、自宅が近い人。相性が合い易い理由は沢山あります。でも、その逆にどうしても相性が合わない人も少なからずいるのではないでしょうか。そんな”相性の悪い人”と皆さんはどの様な付き合い方をされていますか？本日はそのような内容です。

　冒頭に書いた通り、職場は一つのコミュニティです。しかも大人限定の下手に壊したら取り返しのつかないコミュニティです。そんなコミュニティにおける人間関係は、皆さんとても気をつけていらっしゃるのではないでしょうか。嫌なことがあっても我慢し、決して表情に出さない様にされている人も多いと思います。そして、どうしても相性が悪い人がいたら、できるだけ距離を置いて関わる機会を減らそうとしているのではないでしょうか。

　その考え方は決して間違ってはいません。職場というコミュニティではとにかくストレスを軽減することが大事ですので、相性の悪い人と距離を取るのは正解だと思います。

　ですが、少しだけ気持ちに余裕がある人には、是非試して貰いたいことがあります。以前、以下の様なツイートをしました。

相性が悪い人は、実は貴重な存在だったりします。

観点や違う人が居ると、新しい気付きを与えてくれるからです。逆に馴れ合いチームで仕事をするのはリスクがあります。

仕事で出会った人が苦手なタイプでも、一生懸命良いとこを探す努力をした方が良いです。すぐに敵にするのは勿体無い。

— 【ササキ】働き方研究家×プロの父親 (@sasakikoji_koji) July 28, 2021

　もし無理でなければ、相性の悪い人とはあえて距離を縮めてみて下さい。貴方と相性が悪い人は、貴方と価値観が合わない人です。そんな人の言うこと為すことは、きっと貴方の理解できる範疇を逸脱していて、学びの宝庫になると思います。

　同じ様なタイプの人と一緒にいると居心地は良いのですが、実は学びはあまり無かったりします。その逆で、違うタイプの人の一緒にいると居心地は悪いのですが、学びが多かったりします。

　繰り返しますが、心底嫌いなタイプの人とストレスを抑え込んでまで無理に一緒にいる必要はありません。皆さんの周りには「なんとなく嫌なんだよなぁ」という程度の気持ちで距離を置いている人がいるのではないかと思います。それが勿体ないと思うのです。直感で「なんとなく嫌」と感じるのは、多分純粋に相性が悪いのだと思います。ですが、あくまで相手のことを深く知る前の「なんとなく嫌」です。「本当に嫌」ではないのです。こんな人にこそ、学びの種が眠っていたりするので、一歩踏み出してみては？と思います。