攻撃と叱るが区別できない人たち-叱る(2)-
アサーティブコミュニケーションの研修をする際に、ときには厳しくする必要があるという人がいる。
アサーティブコミュニケーションでは、他者を害することをアグレッシブと呼ぶので、「叱ることとアグレッシブは違うよ」と伝える。それで理解してくれる人が大半だが、それでもアグレッシブは必要だという認識が改まらない人が一定割合いる。
思うに、アグレッシブという語彙を叱ると訳していて、更に叱るを良いことと思っているために、アグレッシブが攻撃のことだと繋がっていない。もしくは無意識に攻撃を正当化するような思考が働いているのではないかと思う。
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山を動かすために、みなさんはどうするだろうか。大きな力をかけるだろう。これこそが誤る原因になる。叱って効果がでなければより大きく叱る。それによって回避による一時的な動きを確認し、悦に入る。
しかし、相手は叱りに慣れる。このため、次はより強い力をかけなければならない。
これがハラスメントへの道なのだ。自戒を込めて。
2023年2月25日に下書きしたものです。
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