ダイバーシティのパラドックス-ダイバーシティ(2)-
自分のダイバーシティを尊重してほしいからダイバーシティを大事にしているこの会社に入りたいという人の話を聞いた。
ダイバーシティを大事にしている会社はその社員全員がダイバーシティを大事にすることによって作られている。なので、その会社に入るのであれば、自分のダイバーシティではなく、自分がダイバーシティを尊重できる人材であることを証明しなければならない。
まず、大事にされたいではだめなのだ。社員になるということは、それを提供する側になることである。受け取るスタンスではよろしくない。
更に、この発言そのものが、ダイバーシティを大事にしない人やダイバーシティを大事にしない組織のダイバーシティを尊重していない。これはパラドックスなのではないかと思う。
だから、この発言をするだけでその会社には入れてもらいにくくなるのではないかと思ってしまった。
ま、そんなダイバーシティを尊重しない人のダイバーシティなんでどうでもいいよね!と思う時点で自分が何かを切り捨てる人であると思うほうがよい。
今日は以上だ。
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