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走ることについて考える【#33何があってもマイペンライ!】

昨日、自宅の周りをランニングした。インフルエンザでしばらく運動を控えていたので、約2週間ぶり。40分間、8キロほどジョギングをした。

私は走るのが好きだ。体を動かす気持ちよさを感じられたり、健康維持につながったりは当然なのだが、思うにランニングには副次的効果が大きい。

走り始めると、一度頭の中がリセットされる感覚がある。私、いや私たちは日常生活ではほぼ常にマルチタスクを抱えている。スマホをいじりながら歩いたり、ポッドキャストを聴きながら洗濯物を畳んだり。何よりも、脳が常に働いている感覚がある。「明日締め切りの原稿まだ終わってないな」「友人に誘われたイベント行くか迷うな」など、いつも何かしらの考えごとをしている。

しかし、ランニングにはマルチタスクをシングルタスクに切り替える作用がある。屋外を走ることはそれなりに危険な行為だ。つまずいたり転んだりしないように、また車や歩行者とぶつからないように、意識を集中しなければならない。

走り始めた瞬間、私の体や頭は走ることで占拠される。強制的に「今、ここ」に集中せざるを得ない状態、マインドフルネスの状態になる。

一方で5分もすればランニングに慣れてきて、一度リセットされた脳はまた動き出す。だからランニング中にはよくアイデアが浮かぶ。

昨日は走りながらずっと仕事のことを考えていた。インタビューしたい人が次々と浮かんだり、連載コラムの企画案を思いついたり。考えようと思って考えているのではなく、勝手にポンポンと湧き上がってくるのだ。

そして思う。ああ、今の自分は仕事のことを一番に考えているのだな。仕事が楽しいんだなと。

走ることは自分を知ること。ランニングしながら頭に浮かぶことは、今の自分が自然と考えてしまうほど真剣に取り組んでいることだと思う。

だからランニングって楽しいのです。気候も快適になってきたし、コツコツ走っていきたいな。


※この記事は2024年4月14日にTwitterにて公開したものです。

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