「なぜ世界一周するのか」について考える。
毎週月曜日は、世界一周の日(勝手に決めた)。ということで、今週も世界一周について語っていく。
僕は2023年3月から世界一周に行くのだが、今日は、なぜ世界一周するのかについて考えてみたい。
海外に行きたい、広い世界を見たいというのは前提として、なぜ世界一周という旅の形を選ぶのかという話。
海外に行きたいなら、3泊4日のタイ旅行だっていい。1週間あれば、ヨーロッパを巡ることだってできる。会社員でも長期休暇を利用すれば、色んな国に行くことができる。
あるいは、もっとじっくり浸りたいのなら、留学やワーホリだっていい。僕はライターなので、パソコン1台で仕事ができなくもない。だから海外移住するのもありだ。
このような色んな選択肢があるなかで、なぜ僕は世界一周を選ぶのか。
理由は、大きく3つある。
①今こそ、たくさんの世界を見ておきたい
留学やワーホリなどでじっくりと1つの国に浸ることにも大きな意義があると思う。でも今の僕は、その前段階にある。腰を落ち着けて暮らす前に、たくさんの国や町を飛び回って、さまざまな人や景色に出会いたい。
先月、僕は28歳になった。年齢はただの数字でしかないとはいえ、20代のうちに広い世界を見ておきたいという思いがある。30代以降の生き方、キャリアを考えるうえでも、もっと世界にもまれて、刺激を受けたい。暮らすというよりも旅をして、たくさんのものを感じて、考えていきたい。
今、世界を旅することが30代以降の人生に大きな影響を与えるという確信が、ある。
②長期間、日本を離れることに意味がある
世界一周の目的は、海外を見ること。でも、日本を離れることも裏目的としてある。
僕は大学時代に1年間タイに留学した。そして帰国してから、たくさんの違和感を感じた。たとえば、電車内の日本人の表情。こんなに疲れて、楽しくなさそうな顔をしているのか、と驚いた。タイで見た人々の表情とは全く違ったのだ。
このような違和感に敏感になるためにはある程度の長期間、日本を離れる必要がある。染み付いた日本の常識を海外で徹底的に洗い流して、ゼロの状態で帰国する。だからこそ、あらゆることに対して自覚的になれると思う。違和感を大切にしたいのだ。
③旅について深く語れるようになりたい
今後のキャリアについては世界一周を通して考えることが多い。ただ現時点では観光に携わりたい、旅を広める活動をしたいという思いがある。
そのためには、もっと旅の魅力を、効用を、意義を、価値を、自分の言葉で語れるようにならなければいけない。観光業の課題やサステナブルツーリズムのあり方についても意見が述べられるようになりたい。そして、旅のコンテンツとして注目度、人気の高い世界一周を経験しておきたい。
経験しないと分からないことが、世の中にはたくさんある。今後、旅業界に足を踏み入れるにあたり、世界一周についても実体験をもって語れるようにしておきたいのだ。
以上3つの理由から、僕は「世界一周」という旅の形を選択する。
海外が最高なこと、旅が最高なことは、すでに知っている。僕に問われているのは「世界一周って最高だよ」となるのか、「世界一周する必要はない」となるのか。いずれにしろ、体験することが価値であり、説得力につながると思う。
2023年3月。僕は世界一周へと旅立つ。
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