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keitarohamakado
3割増しのイケメン【#70何があってもマイペンライ!】
昨日、美容院に行った。いまだに髪型のリクエストの仕方が分からない私は「とにかく短く切ってください」という謎の注文。あとは美容師の方に聞かれるままに「あ、そんな感じで」と言うだけ。
美容師さんも困るだろうなと思った。もしも自分が美容師だったら、私みたいな客は絶対に好きになれない。
でもしかたない。どう説明していいか分からないのだ。というか、説明する中身がないと言った方が適切か。理想の髪型というものがない。理想がないのに、理想を語ることはできない。
40分後。カットが終わり、シャンプー台へ。シャンプーをしてもらって、鏡の前に戻ってきた瞬間、驚いた。
端正な顔立ち。短くて爽やかな髪。そこには3割増しのイケメンがいた。
自分をイケメンとは思わないが、少なくとも40分前の自分からは3割イケメン度が増しているように感じた。美容師ってすごい。これぞプロフェッショナル。
私はプロのライターだ。プロフェッショナルな仕事ができているだろうか。インタビュイーの方を3割増しのイケメンにする。そんな原稿を書きたい。
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