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心の中にウイルスを持て【#26何があってもマイペンライ!】

新年度早々、インフルエンザにやられている。このタイミングで体調を崩したことには、何らかの意味があるのだろう。

4月1週目は、お金を稼ぐためにライターの仕事をどんどんこなし、営業もし、さらにはアルバイトもする予定だった。しかしインフルエンザ感染により、待ったがかかった。

インフルエンザに感染すると、仕事も外出もストップせざるを得ない。コロナだってそうだ。ウイルスはいつも私たちの邪魔ばかりしてくる。ように思えるが、本当にそうなのか。

新型コロナウイルスの蔓延によって、私たちはそれぞれの生き方や働き方、社会としてのあり方を見つめ直すこととなった。実際、コロナによってさまざまな変化がもたらされた。日本は「外圧でしか変われない国」と言われるが、もしかしてこの国が災害大国であるのは自ら変われないからなのか...と邪推したくなる。

話が大きくなりすぎた。個人の話に戻そう。

「考えさせられる」という表現がある。「コロナで自分の暮らしについて考えさせられました」「映画を見て考えさせられました」のように、私たちはよく考えさせられている。

ある出来事をもとに考えを進めることは、悪いことではない。私も、何か読者に考えるきっかけを与えられないかと思いながら、いつもこのエッセイを書いている。

しかし、である。私はあまりにも考えさせられすぎている気がする。いつもいつも、考えるのではなく、考えさせられている。だから、神様に「お前に考えさせるきっかけを与えてやろう」と言われて、インフルエンザに感染させられたのかもしれない。

もうインフルにもコロナにもかかりたくない。毎日を健康に楽しく生きていきたい。そのために必要なのは、日常的に立ち止まって考えることだ。いつも自分から考えていれば、神様からウイルスをもらわなくてすむ。

不健康になってから健康のありがたみを感じたり、日常生活を見直したりするのでは、遅い。健康で調子のいいときにこそ、何か問題点はないか、どうすればより楽しい毎日を送れるのかを考えるのだ。

何かに考えさせられるのではなく、自ら考えるのだ。心の中にウイルスを持て。


※この記事は2024年4月7日にTwitterにて公開したものです。


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