マズローの欲求とコミュニティについて
みなさんはじめまして!
PDリハビリ研究所を運営している鈴木です。
僕は理学療法士として回復期リハビリ、外来リハビリ、訪問リハビリの仕事をしてきました。2019年からはパーキンソン病のための運動教室、PD Cafe千葉を運営してきました。
PD CafeのHPと説明したnoteについてはこちら
2020年4月よりパーキンソン病当事者向けのオンラインサロン「PD Cafe Online」が始動し、約1年で120名の会員となりました。
2020年11月からはセラピスト向けのオンラインサロン「PDリハビリ研究所」をスタートしてパーキンソン病について教育、臨床、研究の取り組みを目指しています。
まだ始まったばかりですが、PD Cafeの想いと同じくパーキンソン病発症早期から運動や繋がりを作る役割、社会的課題の解決に取り組んでいきます。
前置きが長くなりましたが、本題の記事に入りたいと思います。
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この記事はオンラインサロンPDリハビリ研究所内で2021年10月14日、16日、22日の臨床に役立つ記事投稿を再編したものになります。
マズローの欲求について
マズローの欲求は5段階(中には6段階)を提唱され、上から自己実現欲求、承認欲求、社会的欲求、安全欲求、生理的欲求があります。
記事の中では主に中層〜下層の話になります。
今回のコロナの件で、世界中の人が安全欲求、生理的欲求に直面、向き合ったことかと思います。基本的にすべてのことは対岸の火事となりやすく、自分事化はされにくいです。
一昨年、台風で被災したときや、東日本大地震で2か月後からボランティアに行った経験は全てぼくの原体験であることから、対岸の火事ではなくなりました。
ヒトは原体験で直面しないと考えること、取り組むことは難しく、これは病気になること、大怪我をすることも一緒だと思います。
僕はパーキンソン病のコミュニティを運営しているため、パーキンソン病をピックアップしますが、全ての病気で未来が不確定であれば安全欲求、生理的欲求が侵されることになります。
また医療職でわかりやすいところの医師、看護師、リハビリテーション職(ぼくであれば理学療法士)はマズローの階層でどこを担うのか。
医師→看護師→リハビリテーション職が誕生していった順番に生命に関わる重み付けが変わっていきます。
ICUなど僕は経験してきていませんが、基本的にはリハビリテーション職は命に関わる部分から一線を画しての役割が多いかと思いますし、ここはしっかり再認識しないと多様な役割を求められる時代では勘違いしていきがちです。
依存は悪なのか
言葉って場合によってはかなり解像度が下がってしまうし、モノは言いようって言うくらいに上手く類似の言葉で表現できますが、今回は依存は悪いと言われる部分についてマズローに重ねて考えたいと思います。
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