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【立体スケッチ!】続:香林居 宿泊レポ

こんにちはコジャです。
今回は昨日の香林居レポの続きとして、客室の立体スケッチで記録しましたので簡単にご紹介。

先日の宿泊レポでこのホテルの「トンマナ力」の高さについて記録させて頂きました。

トンマナ=トーン(tone)&マナー(manner)の略称。デザインにおいてコンセプトや雰囲気に一貫性を持たせること。

▽先日の詳細レポはこちらをご覧ください

今回はその続きとして客室のトンマナの高さを記録すべく、客室スケッチをおこしました。早速ご覧ください!!

宿泊した302号室!※タップでInstagramへ!

この建物のいたるところで使われている”アーチ”や”円弧”。この部屋の中でもかなり沢山用いられています。

これは、元々この建物の外観から引用されています。かつて九谷焼をはじめ、世界の工芸品を扱っていたギャラリービル「眞美堂」。まさに現代的な形で蘇ったことになります。

建物の外観

部屋の中でもたくさんのアーチ形状が用いられています。

客室入口の扉はもちろんアーチ。「扉」ってその後に繋がる空間の印象を左右する、とても重要な要素です。厳重な扉だったら、しっかりした空間が想像できるし、カジュアルな扉だったら、その先もそんな印象が想像されますよね。

扉も木を重ね張りしている?のか67mmと、とても分厚い構成も印象的でした。

備品レベルの小さい部分では客室のキーホルダー。そしてドアハンドルにかけるカードまでアーチ状になっていたのは驚きである。


そのほかにも大小様々、建築から備品まで円弧のデザインが展開されているのでぜひご覧ください。

客室サイン、ハンガー、照明、家具と様々…。

下手に何でもかんでも同じ形状を引用すると、安っぽくなってしまったりすることもあるので、バランス感がとても巧みですね。。

もちろん、アーチだけはなく素材感やカラースキーム等の調整もされているからこそのクオリティ。光の質感とかは訪れないとなかなか分からない事も多いのでぜひ訪れてチェックしてみてください....!

建築や内装だけでなく、家具、備品、グラフィックに至るまでのトンマナコントロール...。下記のようなチームで実施されていた模様。

かなり沢山の関係者が見え、下手すると混乱してしまいそうですが、結果ここまで整った空間に仕上げられていることから、良いチームで勧められたんでしょうね...👏素晴らしい“共創”だと感じました。

発注者:眞美堂+西松建設株式会社 https://www.nishimatsu.co.jp/
プロジェクト統括:西松建設株式会社
ブランディング(コンセプト開発・アートディレクション)・トータルプロデュース:株式会社サン・アド https://sun-ad.co.jp/
コンセプト開発・企画ディレクション:株式会社L&Gグローバルビジネス https://www.lngglobiz.com/
建築意匠デザイン・内装設計監理・FFE設計監理:ひとともり一級建築士事務所 https://hitotomori.net/
アート・インテリアスタイリング:SKLo http://www.sklo.jp/ 
建築設計監理:株式会社ユウプラス https://uplus.jp/
耐震設計・施工:リーテック https://www.re-tech.co.jp/
機械設備設計:菱機工業株式会社 http://www.ryokikogyo.co.jp/index.html
電気設備設計:米沢電気工事株式会社 https://www.yonezawa.co.jp/
施工:西松建設株式会社

(引用元: https://uplus.jp/works/633/)

今週は以上です。
これからまた立体スケッチを少しずつ増やそうかと思っていますので、、、乞うご期待!

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