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プレミアCDを聴く〜吹石一恵「セピアの夏のフォトグラフ」 後編〜

どうもKOISHOTEN_RECORDSです。

今回はこの記事の続きです。

伝説的な一枚である吹石一恵「セピアの夏のフォトグラフ」について説明してきましたが、今回は表題曲を含む収録曲について僭越ながらレビューしていこうかなと思います。

早速行ってみましょう。

収録曲

➀ セピアの夏のフォトグラフ

前編でも説明した通りですが、やはり目立つのは吹石一恵さんの個性的な歌声。ある意味イントロの爽やかさや広瀬香美さんのコーラスが全て振りにしか聞こえなくなるような気もします。

でもやはり、単純に「下手」とは片付けられないこの独特な魅力。聴けば聴くほど惹き込まれる歌声。楽譜の全部にフォルテッシモがついているんじゃないかと言う具合の天真爛漫さ、一生懸命に歌ってるけどそれが全部空回りしてる感じ等、言葉で説明することは難しいのですが一聴の価値は大いにありです。

楽曲は広瀬香美さんが作詞作曲を手がけ香美節が聴いた名曲になってます。広瀬さんのセルフカバー版があったら聴いてみたいですね。

余談ですが、広瀬さんはこのシングルが発売して約4ヶ月後に「ゲッダン」でおなじみな「promise」をリリースしています。

➁ セピアの夏のフォトグラフ〜オーケストラ・ヴァージョン〜

表題曲のオーケストラアレンジ版。とても綺麗な演奏からあの個性的で破滅的な歌声が炸裂するかと思いきやインスト曲で歌唱はなし。

その分メロディーの美しさが輝きます。

③ セピアの夏のフォトグラフ [Backing Track]

表題曲のカラオケバージョン。広瀬さんのコーラスはそのまま残っているので、吹石さんの歌声の背景にはこんな演奏が乗っているんだなと注目して聴いてみると新しい発見があるかもしれません(?)

➃ O-MA-KE

おまけ的トラック。「お元気ですか?」という吹石さんのセリフから始まり楽曲の前半は簡単な自己紹介が収録されています。

今一番したいことはバンジージャンプだったり、一番行きたいところはインド、叶えばいいなと思う夢は遊園地を一日貸り切ることなどなど結構色々と教えてくれます。

自己紹介と簡単なメッセージが終わったあとには小刻みいいビートが流れ、「I'm fine.」など吹石さんのボイスがサンプリングされたトラックが流れます。

ちなみにこの自己紹介の中で吹石さんは1983年生まれと仰っていますが、実際は1982年生まれです。1歳サバを読んでいることになりますね。

下手したらこっちの自己紹介パートの方が表題曲より黒歴史かもしれません…。

さいごに

この曲の存在は前から知っていたのですが、いざ購入してみて手にとって見ると、いい意味でも個性的な意味でも吹石一恵さんの魅力がたっぷり詰まった一枚でした。

多分、サブスクにはこれからも解禁される望みは少なそうな気がしますので、是非どこか手に入れられる機会があったら迷わず購入して聴いてみてください!

やっぱり吹石さんには悪いけど、この曲がまた陽の目を浴びてほしいな。

最後までお読みいただきありがとうございます。


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