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キャンプとサーフスケートの相性がよかった話

先日、わたしが監修しているウェブサイトの最新記事が更新されました。

ソロキャンプとアクティビティを組み合わせるシリーズ。

わたしは主に企画やディレクションなどを時々やってます。

今回の企画は「スケボーとキャンプ」

1年ほど前に読んでいた漫画の影響でこの企画にしました。

30代をすぎてからスケートボードにハマる女性を主人公にした漫画。

単なるスケボー漫画じゃなく、人生観、友情などもうまいバランスで取り入れられています。「吉祥寺だけが住みたい街ですか?」が有名な作者さんです。絵もうまい。

そして、三重県で有名な青川峡キャンピングパークで、アスファルトの上でスケボーみたいなのを乗り回している子どもたちを遠目に見ていて「あーこれ、大人もやりたいよなぁ」なんて思っていたのが企画考案のもと。


しかしスケボーを教えてくれる人なんて誰もいない。

友人の関根千種(@chigucammoc)ちゃんに紹介してもらったスケボーができるキャンプ場tadpole claftさんに行きついた。

1日1組限定の茨城にあるキャンプ場。オーナーさんに企画の趣旨を伝え相談したところ、「そしたらもっと気持ちがいい景色のなかでやったほうが絵的にいいよ!」とまたもや紹介してもらったのが、白馬にいるスノーボーダーの藤田一茂さん(インスタをリンクしておくので是非みて欲しい)

ノースフェイスと契約しているプロスノーボーダーで、白馬を拠点にして動画を作ったり写真を撮影したり、白馬をもっと盛り上げるためにいろんな仕掛けをしているお方でした。

ノースフェイスのマガジンでインタビューが掲載されていたのでその記事に彼のことを詳しく書いてあります。なんだかすごい人ってのがわかる。

その藤田さんが、販売契約しているyowsurf(サーフスケートのブランド)を教えてもらい、「サーフスケート」というジャンルのこともそのとき初めて知った。

まるでアスファルトの上を、サーフィンしてるかのようなそんな動きが特徴的。技を決めるようなオリンピックのスケボーとはだいぶ違う。

だからこそ、誰にでもはじめやすいらしい。

yowsurf公式のyoutubeにそのサーフスケートとは何やるかのイメージ動画があるので、お時間あるときにみてほしい。

こんな動きを白馬三山の山景色を背景に撮れたら最高だよなぁ!と思って、思い切って白馬を舞台にすることにした。

撮影は1日、しかし滞在は4日。ロケハンを含めると一週間以上白馬にいた。この景色を撮るために。

スクリーンショット 2021-11-29 17.58.32

白馬の土手沿いに、気持ちがいい道があって、そこがみんなの遊び場になっている。近所に住む人たちは、自転車を持ってきたりスケボーを持ってきたりして、朝一や夕方、仕事の合間にさっと滑りにきている。

年齢層も幅広い。白馬の人間はなんて遊び好きなんだって感心するくらいにたくさん人が土手に遊びに来る。

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記事の主役である佐久間は、30分ほどして乗りこなしていた(なんで?)わたしはその日はただ乗ることさえも怖くて、ぼーっとたちすくんでいたけど、二日目になんとなく乗れるようになっていた。

東京に戻って、

東京の(スケボーができる数少ない)公園で練習し、実家近くの土手で練習し、いつのまにかスケボーがある毎日が普通になってきた。

でもやっぱり、大自然のなか滑るスケボーが一番気持ちがいい。

また白馬に行くときまでに少しでもうまくなろうとひたすら練習を重ねた。

まさか40手前の年齢でスケボーにハマるとは。自分でも驚いた。

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サーフスケートはスノボーの感覚に似ている。陸を滑る感じに、漕ぐような動作がある。だからスノーボードが得意な人はすぐ乗れる。

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写真を見てもわかるように、2度目の本番の白馬でもわたしは少し立ち尽くしている。しかしこの後もう少しだけ上手になる。

少しずつ上達していく趣味を持つのはいつくらいぶりだろう。

無心に滑って、ちょっと疲れたら談笑してだらだらする。

なんかこの時間ってキャンプのようだ。

キャンプの合間にスケボーをするのってすごくありだと思った。

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正直言うと、キャンプ場にアスファルトがあるのがいやだった。

なんだか景観を損ねている気がして。

でも、そんなアスファルトも遊び場にしてしまえば、

キャンプ場にあるアスファルトも悪くない。

振り返ると気持ちいい景色はそこにあるし、風を切るようにプッシュをしながら山に向かってスケボーを走らせるのもいい。

青川峡キャンピングパークのアスファルトで遊んでいた子どもたちを思い出す。

彼らはどこだって遊び場に変えてしまうんだな。

そして彼らに習うように何歳になっても遊べる大人でいたいな、

そんな風に思った。

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サーフスケートとキャンプの相性の本当のとこの良さは、その企画の記事にしっかりと書かれているので是非見てもらいたい。

photo 逢坂聡


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