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監査法人→ホワイト事業会社の内部監査部に転職してうつも治った件

僕は監査法人で会計監査・内部統制監査業務をしていましたが、多すぎる業務量とプレッシャーによりうつになりました。

布団から立ち上げる事ができなくなったため休職。数か月かけて体調を向上させ、その後「うつを悪化させないためにはどうすればよいか」を考えた結果、原因は環境にあると判断しました。入社して1年も経っていませんでしたが、健康経営をウリにしている事業会社に転職しました。

現在は入社後1年程度経過しましたが、再びうつになることはなく、むしろ監査法人にいた時よりも前向きに、楽しく仕事ができています。

本日は自身の経験より、メンタルヘルスの観点で監査法人→事業会社に転職してよかった事をお伝えしようと思います。

1.業務量が大きく減り、労働時間も大きく減りました

監査法人勤務時は業務量が非常に多く、残業や休日労働も非常に多かったです。月に多い時で80時間ほど残業していました。納期もタイトで、徹夜をする事がありました。また、監査法人全体に残業や休日労働は仕方ないといったような雰囲気がありました。

監査法人では、監査クライアント(お客さん)ごとにチームが編成されます。そのチームにはインチャージと呼ばれる、いわば主任のような人が配置されます。そのインチャージがマネージャーと協議し、スタッフに対して仕事を割り当てます。

僕はスタッフとしておよそ半年働いていましたが、インチャージから依頼される仕事はどれも非常に多くかつ高度で、「これ本当に終わるの?笑」と感じるほどでした。ただ、インチャージに対して納期や仕事量の交渉はできる雰囲気ではなかった為、「自分でどうにかしよう」と決意し、まじめに仕事をしていましたが、その結果うつになりました。

一方で現在は、仕事量と労働時間は減り、余裕を持って仕事ができています。

残業は多い時でも月10時間程度。休日出勤をする事はありません。現在の職場ではマネージャーから仕事を割り当てられますが、仕事の納期や内容について十分な説明があります。(監査法人ではありませんでした。)万が一締切に間に合わない可能性が出てきた場合には、マネージャーと相談し対応策を考え、時には納期を延長する事もあります。

また、仕事量が減った分、一つ一つの仕事の仕事の質を向上させることができています。

また、労働時間が減る事によって、体調を回復させる時間(睡眠、運動、食事)を十分に確保する事ができています。

2.出張が大きく減った

監査法人にいた時には、研修や往査(クライアントの場所に行って監査をする事)が多く、全国のいろんな場所に出張に行っていました。多い時で月の大半をホテルで過ごす事もありました。個人差はあると思いますが、僕はホテルでは全く落ち着かない人であり、ぐっすりと眠れることはなく疲労がたまっていました。どこか緊張した状態が続き、睡眠の質は低下していました。

就業時間外の休日や夜に移動する事が多く、「なんで私生活を犠牲にしなければならないのだろう」と思っていました。

一方で、現在の職場では出張がほとんどありません。今年は新型コロナウイルスの影響でそもそも出張が難しいという状態でしたが、新型コロナウイルスが無かったとしても、年間3-4回程度です。質と量ともに十分な睡眠をとる事ができています。

監査法人の激務が原因でうつになった人は、事業会社に転職しよう

うつになった場合、その原因を明確にした上で、原因を除去する必要があります。原因が、「職場環境」であった場合、できる限り早く転職する事を強くおすすめします。

とりわけ、監査法人はその職場環境が特殊すぎるがゆえに、ホワイトな事業会社に転職をする事によって、うつの原因を取り除く事ができる場合が多いと思います。

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