優しい世界
今日は、父の転院のため朝から
病院にお迎えにいった
病院では、医学療法士さんが
リハビリしながら、御年寄のお話を
いつまでも聞いていたり
看護師さんは
父の着替えを手伝ってくれて
身なりを整えてくださった
きっと、文句ばかりだっただろうに
ありがたい
(今朝も食事のことで、係の人と喧嘩したらしい)
介護タクシーでは、
救急で運ばれ上着を持ってなかった父のために
毛布を持ってきて包んでくれたり
病院は、優しい世界が拡がっている
こんなコロナで大変な時に
生死に関わる大変なお仕事なのに
それ以外の関わりやお世話など
本当に頭が下がる
五体満足でなくなる
老いた状態の父のそばにいると
そういうちょっとした配慮が
本当に身に染みる
私は普段ここまで人に
優しく出来ているだろうか?
相手の立場にたった配慮が
できているだろうか?
毎日当たり前に
自分のことが出来る人に囲まれて
なんなら成果を競い合う
出来ないことを責めてしまう
そんな世界とは無縁の
老いた人を取り囲む世界
老いる
私は前からそれが本当に怖い
でも、なんでも自分こと出来て
体も心も不自由なく過ごせている人ばかりしか
過ごせない世界なんて恐ろしい
どんな人にも優しく
過ごしやすい世界にしていくのは自分だ
そんなことを考えながら
父の転院手続きをしていた一日
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