小説を書くとは

私が小説を書く意味は自己実現になるのだと思う。体験したかった願望を書いたもの、気になっている問題、自分が望んだ世界などこれからも増えていくのだろう。

今回話すのは『自分が望んだ世界』について。
今書いてる小説「ねこねこちゃん」は自分が望んだ世界を詰め込んでいる。物語に自分を出したり思想を入れるのは好まれないことなのかもしれないけれど、私が私を肯定出来るようになる物語があってもいいと思うんだ。

雫(しずく)ちゃんは私を大いに出している。決められない私、踏み出せない私、失敗を恐れる私、そんな私が嫌いな私。
一度挑戦して失敗して挑戦出来なくなったことにもう一回立ち向かう。
さやかはもう一度踏み出そうとする雫を支える。彼女はきっとネットの中でなくても上手に生きていける子だと思う。趣味の合う子を探してやってきた場所がここってだけで。
すばるはあまり気を使わないタイプの子だ。雫と対称的で思ってることを割とそのまま言う。

きっと傷つきやすい雫には慣れないことで、それでもそういう人は必ず世の中にいるから乗り越えないといけなくて。

雫が自分を肯定出来る日には私も私を肯定出来るようになりたい。
強くなりたい、そう願った。

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