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確定申告(2022/03/10)

本日、確定申告を行った。危ない。非常にギリギリである。なぜもっと早い段階でやらないのか。

今回初めてマイナンバーカードを使いインターネットで確定申告を行った。マイナンバーカードは一応持っていたが、今まで全く使っていなかったのだ。

マイナンバーカードを使えば税務署に行かなくても確定申告ができるのだ。おお、なんてハイテクでスマートなことだろう。私の知人はマイナンバーカードは政府に情報を抜き摂られている感じがして嫌だからと、税務署に行って確定申告をしていた。私にとっては自分の個人情報よりも面倒くささの排除の方が優先度は高いのでマイナンバーカードを使うことにした。

パソコンでスイスイと必要事項を入力していく。おお! なんて楽なんだ! 確定申告恐るるに足らず! 税務署にわざわざ向かい、行列に並び、紙の書類を提出する時代は終わったのだ! がっはっは!!

私は、イケイケ気分で入力を進めていった。しかし、あと残りわずかのところで私の手は止まった。画面には「署名用電子証明書用暗証番号」の入力画面があった。

ショメイヨウデンシショウメイショヨウアンショウバンゴウ?

どうやらマイナンバーカードを受け取った際に設定した6桁以上のパスワードらしい。私は、ほぼ全ての利用サイトで設定している共通のパスワード(ダメ)を入力した。が、はじかれてしまった。ええ。私の性格上、他のサイトと違うパスワードを設定しているわけはないと思うのだが(ダメゼッタイ)。

全く記憶にないため、仕方なくパスワードを変更しようとした。しかし、パスワードを変更するためには役所に行って窓口で出続きをしないといけないという。

ええええ。ぜんぜんスマートじゃないんですけど。結局役所に行かなけれないけないんですか? 色々調べてみたが、どうやらそれ以外の選択肢はないらしい。

私は渋々役所に向かい、窓口でパスワードを変更し、また帰宅して、パソコンで確定申告を完了した。さっきまでのイケイケ気分は税金と共に私の元から消え去っていた。

今度知人に合った際は、私はさも家から一歩も出ず、パソコン一台でスマートに確定申告を完了したかのように振る舞わなければならない。そして、わざわざ税務署に向かった知人の愚かさと情弱さを説かなければならない。

間違ってもパスワードを失念し、役所の窓口に行ったなんてことは絶対にバレてはいけないのである。

この現実はフィクションです日記

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