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vol.19 玉ねぎがとう立ちした

5月12日(火)23℃ー14℃

昨日の夕方、仕事が早く終わったので
2日間降り続いた雨のあとの畑を見にいきました。

きゅうり、インゲン、ひまわり、地まきした種たちは
すくすく大きくなっています。

そして奥の、玉ねぎ・ソラマメ の畝に行って気づいたのです。

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ねぎ坊主ができている…

玉ねぎを育てるのは初めてで
何かで見た記憶だと、ねぎ坊主ができるとそこに栄養がいってしまうので、すぐ取りましょうと書いてあった気がしたけど定かではない。

試しにねぎ坊主つきの玉ねぎを一つ収穫したら、とう立ちしていた。
中心が硬くて食べられない。
他の部分は柔らかくて美味しい☺️

●とう立ちしているということは、すぐに収穫した方がよいのか
●でも、葉が全体の6割り以上倒れたら収穫目安と書いてある。
●ねぎ坊主ができるってどういうこと?

ここら辺の疑問を解決すべく調べてまとめました。

1・とう立ちとは

育てている途中で花のつぼみができること。
つぼみができて、球が太らず硬い部分ができてしまうんです。

つまり玉ねぎは、球を太らせる時期なのに気候などの様々な条件で
つぼみができてしまったものだから
今はつぼみに栄養をあげる時期だと勘違いして球がおざなりになるというわけです。

ということは、とう立ちせずに育てられるようにする必要があります。

私は、ねぎ坊主ができることと とう立ちは別のことだと
思っていましたが、一緒の現象なんですね。

なぜとう立ちが起きるのかというと
ある程度の大きさで寒さに1〜2ヶ月当たるなどした場合(他条件もあり)
花芽を分化させる性質があるためです。

花芽を分化させるとは
今まで生長点で葉を形作っていたものが、花を形作るように性質が変化すること。

2・とう立ちの原因

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 ①苗が大きい
 苗から育てる場合
 大きすぎるととう立ちする確立が高くなります。
 
 本来であれば、小さな時に寒い冬がこなければならないのに
 大きな苗の状態で冬がきてしまうことで
 花芽の分化の条件が揃ってしまうのです。

 ②植え付け時期が早い
 これも①と同じように花芽の分化の条件が揃ってしまいます。
 その地域にあった植え付け適期をしっかり守る必要があります。

 ③肥料不足 水分不足
 
乾燥させすぎたり、肥料(特に窒素)が足りなくなった場合に
 トウ立ちしやすくなります。

 本格的な冬の時期に乾燥、水切れすると、
 必要な養分を取り込むことができず花芽がつくことがあります。

 また、良苗であっても、窒素切れで花芽ができやすくなってしまいます。

 ④暖冬、春の低温
  
冬が暖かいと、苗が想像以上に大きく育ったり
 春になりタマネギが活動を始めて大きくなってから、
 突然春に長期間の低温に合ったりなど
 天候によるもので、とう立ちしやすくなります。

3・ころの庭の場合

ころの庭に当てはめてみると、①②③あたりかなぁと思います。
④は、もちろん暖冬はあったとは思うんですが
近所の家庭菜園の玉ねぎみてもねぎ坊主ができているところは無いので、可能性は低いんじゃ無いかと思うんです。

①は、近所のホームセンターで予約して苗を選べない状態で購入したので
次回からは選べる場所で購入をしようと思います。

②は、時期は11月頭に植えた記憶があるけど、熊本という地域条件と品種を確認してから次回から植えるようにします。

③は、無肥料野菜作りなので肥料は与えません。
(その代わりソラマメ と一緒に植えることで窒素を固定してくれる)
ただ、水やりに関しては全く気にしていなかったです。
それだけでなく、草マルチも疎かになっていたので
土が剥き出しで乾ききっていました。

私の参考書「1㎡からはじめる自然菜園」にも、
2月〜6月 雨が少なかったら水をあげると書いてあるのでここは要注意。

4・とう立ち後の処理

とはいえ、とう立ちしてしまっている今年の玉ねぎ。

とう立ちしてもできるだけ球を肥らせるために、
つぼみは見つけたらすぐに取り除きます。

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とう立ちしてしまったタマネギは、芯ができてしまいますが、
硬い部分を取り除けば、美味しくいただけます!

5・収穫はやっぱり6割りが倒れたら

ということで、とう立ちしてしまっても
食べれますし、慌てて収穫する必要はなし!

すぐにつぼみを取って、全体の6割以上が倒れるまで
収穫時期を待ちましょう!


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