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5Matrix & 5Fascia 最近の概念のまとめ

 やや雑然としていたマトリックスについての概念をもう少しまとめました。様々な階層の概念が入り混じっていたのですが、5つにまとめました。これに伴い、ファシアはこの概念の医学的な中心でもあるので、さらに詳しく5つの概念(トピックス)にまとめてみました。これにより自分のアタマが整理できました(笑)

 広くマトリック医学とした時の代表的な5概念。

5Matrix

1)ファシアマトリックス(末梢⇔内臓・双方向性、コラーゲン・ファシア・線維化等)
2)物理・化学マトリックス(温湿度・水分子・電子・波動・生化学・栄養学等)
3)微生物マトリックス(腸内細菌・真菌・寄生虫等)
4)無意識マトリックス(無意識・トランス・生体エネルギー等)
5)関係性マトリックス(雰囲気・ダイアローグ・縮退現象・アフォーダンス等)

 これらひとつひとつが、主たるものの背景でもあり、母体でもあると考えるとマトリックスとして捉えることが出来る。本体に作用せず、周辺を作動させる。本体との協調関係、それによる何らかの決着が「統合」の在り方と考えることが出来る。「正しい」ことは決定できないものの、「間違い」は指摘可能であることにも通じる。

 このうちファシアに関してさらに詳しく。現実の臨床に便利なようにあくまでも個人的に分類した5概念が以下のもの。あくまでも実用的分類。

5Fascia

1)鍼灸的(経絡・経別・奇経・経筋・皮部等)
2)漢方的(経方図・瘀血・水滞等)
3)コラーゲン的(アナトミートレイン・分子量子的・半導体的・周波数)
4)身体的(M-test・SPAT・良導絡・丹田等)
5)末梢循環的(FBO・CVO・生化学検査)

 これらによりファシア、マトリックス等の概念と実臨床とが接続されたように感じています。つまりマトリックスとのプラグマティックな統合が、私にとっての統合医療という事になります。
 今週のJCは、アトピー症例の検討から、これらの具体的な概念を用いて、最近の臨床的な体系をまとめてお話してみたいと思います。
 こうした説明も久しぶりですので、ずいぶんと変わったと感じるのではないでしょうか。不明な点はカンファレンス当日にでもご質問下さい。

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