親になって6年たってあの頃を振り返る（③新生児編）

親になって6年の節目にあの頃を振り返る。
3回目は新生児編。

前回の記事はこちら↓

辛かった出産を終えて育児が始まった時のことを書こうと思う。

初めての育児は産後8時間後。
病院での授乳だった。

出産して体はボロボロだったけど
我が子に授乳出来るのを楽しみにしていたが
初授乳は大変だった。

出産する前は赤ちゃんは生まれたら自然と母乳を飲むのだと
思っていたが実際は違う。

赤ちゃんもママも練習が必要なのだ。

ママは生まれたての我が子を恐る恐る抱きながら授乳しようとする。
赤ちゃんはお腹が空いているので必死に母乳を飲もうとするが
ふがふがしていてうまく飲めない。

初めての授乳は30分ほど格闘したが
ほとんど飲ませることが出来なかった。

私より数日早く出産した人は上手に飲ませている。
母親になったのに母乳すらまともにあげられないのかと
落ち込んだ。

今になって思えば、何も落ち込む必要なんてない。
少しずつ練習すればいつかは飲んでくれるし
飲めなかったらミルクでも良い。

それなのに新米母の私は母乳を飲ませられなかったことに
ひどく落ち込んでしまった。

みんな普通に出来ていると思い込んでいたから。

退院してからは夜間授乳の始まり。

ゲップをさせるのが難しく
夜中に吐いてしまって着替えることが頻繁にある。

眠い目を擦りながらする育児は
想像以上に大変なことの連続だった。

頻繁にオムツ漏れを起こして
全身着替える。

母乳もミルクも飲ませているのに
3時間経たずにお腹空いたと泣く。

小さな体を1人で沐浴させるのは緊張の連続で
お風呂を入れるだけで汗だくになっていた。

産後1週間、義母が食事を作りに家に来てくれたが
育児は私の仕事だと思い込み
子供を任せることが出来なかった。

今思うと少しでも義母に子供を任せて
睡眠を取れば良かった。

その方が私の疲れは取れるし
義母も子供を抱っこすることが出来て
お互い良かったのだと思う。

頼ること＝母親失格
のように考えていた私には
頼るという選択肢はその時無かった。

育児は大変なことばかりではない。
子供は本当に可愛かった。

毎日少しずつ表情が変わって
出来る動きも増えてくる。

小さな変化も一日中向き合っているからこそ
見つけることが出来る。

毎日写真と動画を撮り
日々の成長を噛み締めていた。

ただ一つ後悔しているのは
その成長を夫と分かち合えなかったこと。

当時の夫は仕事が忙しかった。
毎日息子の動画や出来ることを話したかったのだが
夜遅く帰宅する夫と寝不足の私。

まともに会話する時間なんてなかった。
小さな息子の成長を2人で噛み締める時間が無かった。

出産したことで夫婦関係が大きく変化するのだが
その話はまた今度。

初めての育児は分からないことだらけ。
不安なことがあればすぐにスマホで調べて確認。

毎日どのくらい寝たらいいのか。
散歩は毎日行くべきか。
ミルクの量は足りているのか。
毎月体重は増えているのか。

日々の成長は楽しみだったけど
これからのことを考えると心配なことばかりだった。

初めてだから仕方ないのかもしれないけれど
もっと息子の小さい頃を楽しめば良かった思う。

あの頃は息子を生かすことで精一杯だった。

今、生まれたばかりの我が子を育てているママがいるとしたら
「あんまり考えすぎないで。
今しかない時期を楽しんでほしい」
そう伝えたい。

子供は一瞬で大きくなるから。
悩んでいても、悩まなくても時間は過ぎていく。

どうせ過ぎるのなら悩まず楽しく過ごしたほうがいい。
ママのストレスは少ないほうが良いからね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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大人になったら1人で生活するんだよというと、ずっとこの家でママと過ごすという

小学生になったら1人で寝る？と聞くとママと一緒が良いという

私が隣にいないと気づくと夜中に起きてママを呼びに来る

まだまだ抱っこされるのが大好き

最近は
僕の方が大好きだからね
というのが口癖で
ママの方が大大大大好きだからねと答えるまでがセット

恥ずかしがりや、でも優しい

覚えたてのひらがなで手紙を書いてくれたのはわたしの宝物

最後まで読んでいただきありがとうございました。