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いろんな1日があっていい。

夫が異動になってから、一ヶ月が経った。今までとは
全く違った職種で新しいメンバーたちと仕事しなくてはならない環境で、
目の下にはクマがくっきり映し出され、夜中も夫の叫び声で私も起きることが度々あった。
こないだの土日。
土曜日は一日すごい雨が降っていて出かけられそうもなく、日曜日は雨もやんで晴れたので
「夫を一人でのんびりさせてあげよう」と思い息子と出かけることにした。

いつも行っている美容院が九時から予約取れたので行ってくると夫。
私と息子もほぼ同時刻に家を出た。
・・・と言っても行き先を決めて出たわけではなかった。
息子と相談し、上野で新幹線をみようということになった。

途中の駅でふと、息子が好きな鉄道の博物館にも行けることを思い出し聞いてみると「そちらに行く」という。
急遽予定変更。
乗り継いで博物館に着いた。
館内は未就学児の男の子たちでいっぱい。私もよく2〜3歳の息子を
連れてここに来てたなぁと懐かしかった。
久しぶりの場所で息子も大はしゃぎ。とても喜んでいた。

お土産に記念メダル。



・・・・時計を見たらそろそろお昼で息子に「どうする❓」と聞いたらもう出てもいいという。
年末年始にコロナになりしばらく実家に行っていなかったので弟に連絡をとり実家によることにした。
こういうとき私はなぜか父のことを考えてしまう。父へのわだかまりを心に抱えたままここ数年父と接している。
そろそろ八十になろうとしている父に少しでも多く息子を見せてあげたいと何故か思っている。
良心が揺らいだまま、この数年間ずっとくすぶっている。

半年以上寄っていなかった実家は日が当たらないから薄暗く、私の腕時計の蛍光板が光っていた。

カーテンも開けていない、弟と父の男だけの住まい。
家に入った途端、私は部屋という部屋を全て窓全開にした。

そして気がついたら掃除をしていた。無意識に。
ありとあらゆるところが目につく。
埃や髪の毛だらけで洗面所なんか思い出すのも嫌になるくらい。
とりあえず気になるところを全て掃除機かけて、床を全部水拭きした。

息子はパン屋で買ってきたパンをお昼ごはんに食べながら私の弟と話していた。
父は何をするでもなく椅子に座り私の掃除する姿を見ていた。


キリがないので時間を決めて○時になったら家を出るね❗️と伝えた。
すごく外は天気がいいし、うちの近くには有名な観光スポットがある。
パジャマ姿の父に頼んでまずは着替えて、そしてたまには一緒にそのスポットまで散歩しようよと誘った。
弟も仕事はしているが基本引きこもりなので弟も誘って。

時間になり、掃除をやめて4人でその場所まで歩く。
父はとても嬉しそう。○○〜と息子の名をよび、私たちには向けたことのない笑顔で息子を見る。

観光巡りをして、近くの出店で息子が「かき氷食べたい❗️」と言った。
息子に買ってやり、私たちも飲み物を買ってその場で飲んだ。

ふと上を見るといつの間にか雨雲がかかっていた。
さっきまではカラッと晴れていたのに。

弟が「一雨降るかもな」と言って少ししたら本当にポツポツと雨が降ってきた。
本降りになる前に電車に乗っちゃうよ、私はそう言ってみんなで駅まで向かった。
2人と別れ、ホームに着いた時にはザーザー振りになっていた。

傘持ってないしな・・・うーん。どうしよう❓
次の駅の目の前に区の大きな図書館がある。
息子もその図書館好きだし、雨宿りがてらちょっと寄ってみよう。
息子に聞いたら行くというのでそうすることにした。

すぐ次の駅につき、目の前なので本当に助かった。
区一番のその図書館は新しくてとても大きな図書館だ。商業施設の中にあり、他のお店も点在している。
エレベーターに向かうとすぐ来たが、見ると沢山人が乗っていてこれ以上私たちが乗れる感じではなかった。
だから「お先にどうぞ」の仕草をして次を待った。
その人たちを乗せたエレベーターがちゃんと閉まって2階に上がるまで「上」ボタンは押せない。
だから稼働するまで数秒待ってからボタンを押そうとした。
その時。
後ろから「チッ」と舌打ちしながら私に向かって「早くボタン押せよな、おせーんだよ」という声が聞こえた。
息子にも聞こえたのか小声で「えっ」と言って私を見ている。
見たら中年のおじさん。
いやいや、今ボタン押せないでしょ。文句行ってやろうかと思ったけど他の乗客もいたのでエレベーター内は無言だった。
しかも同じ図書館へ入っていく。
むかついて言ってやろうかとも思ったけれど、こういう時思うのはやっぱり釈迦の話なんだよな・・・。
何を言われようがこちらが「自分のことではない」「自分には関係ない」とスルーして聞かなければ「なかった」ことになる。そして言った本人が放った言葉の全てを請け負うことになる。
「心の余裕のない可哀想な人」とでも思っときましょうかね。

そう思い、図書館のこどもコーナーで息子と本を読んだ。
読もうとしたが意外と息子がすぐ飽きてしまい「帰る」と言い出した。

窓の外を見ると雨はまだ降っている。という強まっている。
うーん、どうしよう❓と考えるまでもなく息子は早々に出入り口の方に向かって行った。

施設から出ると本降りもいいところでたくさんの人たちが雨が上がるのを軒下で待っていた。
私たちも待とう❓そろそろおさまるよと息子に言ってもそんなのお構いなしで雨の中飛び出して走って行ってしまった。
仕方なく私も後を追う。
電車に乗り最寄り駅まで向かう。
なるべく休日は息子にもリフレッシュして欲しく、またいろいろな体験をさせてあげたくつれて歩く。
でも息子はインドアでも全然楽しめるタイプでダラダラと家でゲームしてたりが好き。

電車の中でこんな話をした。
「俺はお母さんに連れ出されてる。疲れる。俺だって休みの日はゆっくりダラダラしたいよ」みたいな内容で・・・。
まだ小さな子だし本音を言ったんだと思う。
けれどなんだか悲しくなって「連れ出してごめんね」というしかなかった。
実家のことといい、なんだか自分のしていることが空回りしているような気持ちだった。
確かに良かれと思ってしたことでも、相手にとっては迷惑だったりすることだった多々あるのだ。

なんとも言えない気持ちのまま帰路に着くと夫が苦しげな表情でソファーで寝ていた。
聞くと昼にラーメン屋に行ったら胃もたれしてずっと苦しんでいたと、だからあんまりゆっくりできなかったと。。。。
もうね・・・うーん。悲しくて。
胃もたれするのはしようがない。
私もなるし。
でも一日何やってたんかなー・・・と思ってしまって。

そんな日曜日だったので、昨日(月曜)は朝から一人で出かけることにしました。
ひろみさんのズームに参加できず、ごめんなさい。
そんな事情がありました。

雑貨や服などを見て、家のタオルや日用品を買い、やっぱり息子の本を買ったりし
なんだかんだ私って自分でそれを選びっとっているし私の幸せや充足感は「他人を喜ばせること」なのかなって思いました。
あ、もちろん自分のものも買いました😃日曜日のことがちょっとだけ軽くなった気がしました。

長くなりごめんなさい。
愚痴めいてしまいましたが、今日からまた新たな気持ちでいます。
だから大丈夫。

いろんな日があっていいさーっと心に留めて。
そろそろ買い物行ってきまーす。

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