料理の腕を鍛える

わたしが最初に取り組んだのは料理の腕の改善だ。もともとのわたしの料理の腕は「ひどくはないがレパートリーはない」くらいだった。自分が食べたいものしか作らないのでレパートリーは偏っていたし(得意料理はパエリアです、という有様である)、帰りが遅くなることもありコンビニ飯も多かった。メスを入れた理由は、いろいろあるがわたしを振った男が「手の込んだもんだすよりさっと疲れてさっと片付けしてくれる方がええに決まっとるやろ!」と別れ際に言い残して行きやがったので「そんくらいできらぁ」という反骨精神からである。わたしはとても気が強いのだ。しかも、もともとわたしは食べることが好きで量も食べるので経済的でもある。しかし、平日、毎日2時間かけて社会人が料理するのはなかなか現実的ではないし、例の別れた男の話もあり、「楽」ということも同時に求めることにした。困ったらマイルールを作るのだが、今回のマイルールは「片付け含めて一時間以内に収める」だ。

その中でいくつか教材も購入した。フル活用しているのは下記2つのレシピ本である。

① 魚屋三代目のうまい! 魚定番レシピ (エイムック 4169 ei cooking) https://www.amazon.co.jp/dp/4777952843/ref=cm_sw_r_cp_api_i_nYSgFb2F3731A

② 公式ガイド&レシピ きのう何食べた? ~シロさんの簡単レシピ~ https://www.amazon.co.jp/dp/4065151325/ref=cm_sw_r_cp_api_i_dZSgFbQ2STD94

①ですごくありがたかったのは「魚料理」という点で基礎から書いてある点である。毎日料理をしていると、肉メインの料理はほぼ毎日固定になる。生姜焼きの味付けを豚にするか鳥にするかくらいなのだ(牛なんて高くて買えねえ……)。そうなると魚になるのだが、魚は旬の魚だけでも何種類かあるし、味付けも豊富にある。鶏肉のマリネなんか作ってみたら阿鼻叫喚だろうに、魚は生食用がスーパーにたくさん並んでいるのだ!うれしい!毎日味が違う魚を食べれて、飽きたら肉を食べればいい!まるでマリーアントワネットだ!

②は有名な漫画・ドラマなのでたくさんご存知の方もいるだろう。

「ネットに作り方書いてあるしわざわざ買わなくても……」

そうだけど、違うのだ。この本の魅力は「ドラマで紹介されている作り方」なのではない。副菜と主菜、両方の作り方が同じページにあり効率的に料理ができることにある。食事の品目も増えてすごく食べやすく華やかな食卓になるのだ。しかもおじさんメニューなのでカロリー糖質低め(最高)。特にわたしはこの中でも鶏肉のトマト煮込みのメニューが好きで、よく作っています。どうでもよいな。でもどのメニューも最高です!

で、これらの写真を毎日撮影しておく。自分が食べたものの備忘録のつもりだったが、婚活ではこの写真が意外と役に立った。会話のネタにするのである。というのも、婚活での悩みとして、「マジで話すネタが無ぇ」がある。

「やべえよ、相手固っちまったよ……何話すんだよ、野球も知らねえゲームも知らねえ漫画も読まねえお笑いも見ねえ……普段何してんだよ。しかし席時間は後1時間……」

しかしどんな相手でも飯は食うのだ。外食でもいいが、食事の写真があれば何となく会話はつながるのだ。気まずい沈黙がないのだ(そうなってしまった相手とは次には繋がらないけど、とりあえず今この二時間はなんとか食いつなげるのだ)。料理は今でもできてかなり助かっている。

今回得られたもの

→一時間くらいで家庭的なご飯を作るスキル・写真(と会話ネタ)


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