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pyxel新機能お試し(2022/11/22)

pythonのレトロゲームエンジン「pyxel」にいろいろと新機能が追加されたので、ざっくりと確認。
まずは「watich」コマンドの追加。

watchコマンドは指定したディレクトリのファイルやリソースの変更を監視して、自動的にアプリを再起動させます。また、ウィンドウのサイズや位置は保持されるようになっています。

という説明が公式Discordにありますがどんな動きなのか。やってみましょう。

書式は「pyxel watch 対象となるディレクトリ 対象となる.pyファイル」です。僕の環境で試すと以下の通り。

pyxel watch C:\python\pyxel_2d_action main.py

実行すると…

▲ゲームが起動しました。

さて、肝心なところはここから。この状態で、タイトルの文字色を変えるようにソースをいじってみます。すると…

▲「Target_Shooting」の文字色が変わりました。

ゲームが開きなおされ、ソースの修正が取り込まれました。これで次々と直しながら動作の確認ができるというわけですね。画面位置調整などではいちいち開きなおすのが面倒だったので重宝しそうです。

続いて「app2exe」コマンドの追加。
これはpyxappファイルをexeにしてくれるもののようです。
書式は「pyxel app2exe pyxappファイル名」です。

ところがうまくいかない。pyinstallerが必要といった旨のメッセージが出てくるのですが入っているはず。ここら辺はAnaconda環境だからなのかちょっと難しいです。あとでAnacondaではないpython単体の環境で再チャレンジの予定。調べてみるとpipとcondaの違いとか出てくる…。
まぁインストール系のコマンドが2系統あるのは確かに変なことが起きそうかも。

最後に「app2html」コマンドの追加。
これはpyxappファイルをhtmlにしてくれるもののようです。
どういう事なんだろう。
やってみましょう。書式は「pyxel app2html pyxappファイル名」です。

pyxel app2html main.pyxapp

すると、実行ディレクトリにmain.htmlができています。

ブラウザで開くと…

▲動いた!

アドレスバーを見てもらうとこれがどこかのサーバーではなくローカルで動いていることが分かります。これはこれでお手軽で良いですね。ブラウザさえ入っていればこのhtmlファイルを使ってゲームが起動できるわけです。

ちなみに中身を見てみると、以前noteで書いたブラウザ版pyxelの書式に近いソースとなっています。ブラウザ版の実行ソース作成ツールとも取れるかも。

今回はここまで。
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