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〇日本語教育(学)短信

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主に、Twitterの記事の足し算。
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記事一覧

科学と哲学

Twitterの足し算です。  学校の先生はそれぞれの教科の各学年、各学期の「ノルマ」をいかに…

西口光一
3週間前
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ぼくは、日本語教育学のフィールドワーカー!? ─ 現場、フィールドの現実の「たい…

 うまくまとまった話にはならないかもしれませんが、こんなテーマで書いてみたいと思います。…

西口光一
3か月前
22

日本語教育の教育企画とアチーブメントとプロフィシェンシー ─ 一部、Can doに基づく…

 基礎日本語の教育企画と、アチーブメント(achievement)とプロフィシェンシー(proficiency…

西口光一
4か月前
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学生に話させるのは「テスト」!?

 昨日に続いて、もう一つ記事。  日本語教育に限らず語学教育では、「できるだけ学生に話さ…

西口光一
7か月前
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漢字系学習者の場合の「音読」ということ

 皆さんもよくご経験のように、漢字系学習者(多くは中国の学生)の場合に、N2やN1は合格…

西口光一
7か月前
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人間のさまざまな「生息世界」!?

 先週1週間、(a)先生たちの研修会、(b​)教材制作、(c)公開セミナー、のために、インドネシ…

西口光一
8か月前
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Ambitionって、何?

 きょうは、後期に向けたキックオフ・パーティを同僚としました。すごくいい仲間です。そんな中、一人の先輩が一人の若手に「あなたなんかは、ambitionがあるでしょう。ambitionをもたなきゃ!」と言いました。ぼく自身も、若い人にはしばしば「ambitionをもたなきゃ!」と言っています。その先輩のambitionの意味はやファジーでした。それで改めてambitionについて考えました。  ぼくの言うambitionは「野心」ではありません。もっと、下世話に言うと、この「野

人間の存在構造と言語という領域

 上のようなタイトルでざっくり書いてみたいと思います。 1.人間は、言語という領域(doma…

西口光一
8か月前
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人文学では、科学を包摂する学問がぜひとも必要

 2023年8月9日のTwitter​の足し算。  8月7日に担当している集中コースが終わり、成績処…

西口光一
9か月前
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発展性を内包した教育企画と新たなperspective

せっかくなので、Twitterの足し算。一部、言葉を加えています。  ぼくが新たな教育を企画し…

西口光一
9か月前

「多文化共生の理念と複言語主義は並置してよいものか? 並置するのが適当ではないな…

 昨日、Twitterとfacebookで以下のような発信をしました。   で、今日、「そう言えば、あ…

西口光一
9か月前
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マスターテクストの作成法・制作法

1.2つのマスターテクスト (1)教材としてのマスターテクスト (2)学習者の自分の声としてのナラ…

西口光一
10か月前
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日本語教育における「間口」論

これも、Twitterの足し算ですが、言葉を補足しています。  間口は、家の通りに面している面…

西口光一
1年前
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日本語教育学って何だろう

また、Twitterの足し算。  日本語教育学について改めて考えた。ディスコース(orディスコース実践)は、そのディスコースの発信先が研究者で考究、探究、実証などが目的の場合に「研究」となる。研究者と称する人が、実践者に向けてする発信は「研究」とはならない。実践者相互のただの実践の共有というのも「研究」とはならない。  しかし、日本語教育の学会があり、他に留学生教育学会などもある。いずれも、「実践的研究分野」を掲げている学会。で、昨日までは「実践的研究」というのはそもそも矛盾