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シリコンバレー発祥の【バターコーヒー】なる胡散臭いドリンクに触れてみた。

シリコンバレーの企業家が始めた朝食代替、ダイエットにもなり午前の生産性も上がる完全食品…とかいう、あまりにも胡散臭い、信ぴょう性皆無の【バターコーヒー】にチャレンジしてみました。

というのも、こういう「シリコンバレー式の」とかっていう胡散臭さを、頭ごなしに否定してしまうのも、何か可能性をしぼめてしまっているなと思ったんです。

受け入れ難きを受け入れる、受容性こそがクリエイティビティの源泉。あるいは、それは若さ。

みなさん、「うっせぇわ」知ってます?
グレタちゃん嫌いでしょ?
コオロギが完全食だって言われても手を付けないでしょ?

それが普通だと思うんです。
私だってグレタちゃんちょっと苦手笑。

でも、それが老いなんです。受容性と挑戦心はほぼ同一のもの。それを失うことが私たちの精神的な老い。新しいものごとを受け入れる心理的・肉体的コストの増加。
自身の認知フレームの強化、とも表現されます。もっと平たく、ストレートに表現すれば、自分の常識が固まるのだと言えばいいでしょうか。

これは人間のひとつの本質です。私たちは、猛獣を恐れ、夜の闇を恐れ、崖を恐れ、天変地異におびえ、空腹に恐怖を覚えてきたからこそ、文明を発達させることができた。危ないものを危ないとかぎつける力。そしてその蓄積によって構築される常識(認知フレーム)。この作用によって、私たちは生活の安全を作り出し、揺るがない人格の安定を作り出すのです。異質なものを恐れるのは人間の本能。それを否定する必要はない。

だけど、そこには確かに世の中の新しい胎動がある。変化がある。自分の知らない世界がある。

時代を拓いてきたのは、いつだって常識にとらわれなかった人たちだ。

そこのところが明らかになってきているからこそ、近年のイノベーションの科学では、異質なものにおびえること、異質なものを見ないようにして常識を守る心理を、人間として生来保有しているものだと認めてしまう。そのうえで、意識的に自身の常識を揺さぶる、疑う、超えるようトライすることで、その先にある未来の可能性を探ることが強調されるようになっています。

かくして、自分がふだん、蓋をしていたものを開けてみる。

シリコンバレーの~ とかっていう怪しげなうたい文句に瞬間的に忌避感を覚えていた自分を反省して、アンテナ高く、受け入れ難きを受け入れてみようと思ったわけです。

というのはただの壮大な前振り。すべて言い訳。

シンプルに、美味しいんじゃないのそれ、と思ったんです。
コーヒーに、無塩バター10g(グラスフェッドバターだと完璧、とかいう更に怪しげな情報)、ココナッツオイル大さじ1杯を入れ、クリーマーで攪拌して完成。バターやオイルと聞いて、コーヒー好きの方は、何となく相性がよさそうだと感じるんではないでしょうか。

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そんなわけで、やってみました。シリコンバレーの企業家の朝食代替完全飲料。私はダイエット中ではないので、あとホットドッグもいただきましたが。

果たしてその味は…

ウマい!!!!

コクのあるカフェオレですね。砂糖を入れてもおいしい。もはやダイエットでも完全食でもないですが笑。

というわけで。シリコンバレーがうんたら…は、信じるも信じないもあなた次第。ともかくも、新しいことに挑戦してみること。自身の受容性を高めるため、そこにある可能性にアクセスするため。おっと違った、コーヒーの話。バターコーヒー、コーヒー好きにはそれなりに刺さる味です。いちど試されてみるのもよいのではないかでしょうか!?健康によいのかはよく分からないのですが(たぶん悪い)、美味しいのは保証します!!

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