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人材業出身の新卒が【コロナ禍の転職市場!】を解説

シンチャオ!!10月1日からわずかスピード異動になったベトナムこーいちです。配属されてから高速で飛びました笑。僕のところでは一般企業の領域だったので、販売や商社、不動産などの企業さんが主に対象でしたね。

今回は新卒で配属4か月から見えたコロナ禍での転職市場のお話ができればと思います。具体的には「どんな転職者が多いのか」というところや「どんな人が転職しやすいのか」みたいな話ができればと思います!

ではまずはコロナ禍での転職市場は客観的にはどうなったのか、実際に働いた感覚も含めてお話します!


1.コロナ禍での転職市場はどうなってるの?(客観/主観)

まずは客観的なデータから見てみましょう。人材業ではDodaのデータはかなり信頼されています。なので今回は7月にDodaから出された転職レポートをもとに話していきましょう。
以下は全国、関西2014年~2020年6月の求人倍率です。

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これ見るとわかりますが僕が就職活動していた時(2019年)は「求人倍率も約2.75ぐらい」で1人当たり2.75求人あったと言えますね。だから、僕が就活をしていたら3内定とかは当たり前の時期だったわけですね。ですが、Dodaによると6月の「全国求人倍率は1.66倍」と僕が就活していた時期の約半分という恐ろしい結果に・・・。世間は今「買い手市場」へと変貌してしまったわけですね。恐ろしい。先輩社員とかもその風はめっちゃ受けていて、ボーナスも去年の60%ぐらいしか貰えなかったらしいですし、新卒は毎年寸志として5万くらい貰うらしいのですが、今年は支給なし!でした笑・・・。

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全国と比べて関西もやはり「買い手市場」に変わっていますね。こちらは求人倍率1.45倍とかなり厳しい状況ですね。とにかくこの世間の風潮は僕も直に肌で感じていました。いつもなら上げているだろう月で新卒がなかなか初売上を出さない。求人数の激減に対して求職者がむしろ増加し、求職者に充てる求人が激減。企業の目も厳しくなるから余計に求職者に紹介できず、売上なんか上がるはずがないという負のサイクルですね。僕も初売上を支社内で最速で出しましたが9月と例年より1~2ヵ月遅く、目標売上には全く届いていない状況でした・・・。
次では、そんなつらい中でもどんな人が転職しているのかをまずはお話し、その人達のなかからどうやって勝ち抜いていくか、働き場所を見つけていくかをお話しできればと思います!



2.どんな転職者がいるの?

ここではコロナ禍で変動のあった転職者層を実感ベースを中心に話していきます!ここでもまたまたDodaさんの力を借りて解説していきます!笑
転職者の年代層は会社でも同じような割合なので、Dodaさんのデータはかなり信ぴょう性ありです!しかもコロナ禍でもこの割合はあまり変わってないですね。ただ、肌感20卒で転職考えている人が例年より多く、年収ミドル層が若干増えている印象ですね。

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また転職回数が20代前半でも2回以上、20後半なら3回以上が増加している傾向ですね。いわゆる経歴が荒い人が多くなってきている印象で紹介する立場からすると高い報酬額を貰ってすぐやめる人をあんまり推薦できませんし、企業側も高いお金を払ってすぐやめる人材を採用したくはないです笑

※人材紹介ビジネスとと求人媒体ビジネスの違いから企業の心理を読み解く
ちなみに紹介会社のビジネス構造として、紹介した人の年収の25~40%(業界平均35%)の報酬額を貰っています。つまり、350万の人材を採用するときには企業側は350×35%=122.5万円を求職者の給料とは別に払わなきゃいけなくなるわけです。そりゃコストかけるんだからいい人材を採りたいですよね!逆に求人媒体だと1ヵ月掲載で10~30万とからしいので、安価で大量募集が見込めるので、求職者に求める経験も変わってきますよね。

まあつまり言いたいことは現在、企業側の採用基準が上がっているのに対して、求職者の質が変化していないもしくは一部の年齢層で下がっている(20代前半の層)みたいな状況なんですね。あと引き続き、「営業やりたくなくて事務がいい、土日休み、未経験営業やりたい人」はかなりいるので応募が殺到している状況ですね!
それを踏まえてどんな転職者がこのコロナ禍で転職しやすいか、またどんな職種が転職しやすいかををお話しできればと思います!



3.コロナ禍で活躍する人材と応募できる求人例

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これはすべて僕が見てきた求人の要件や落ちてきた人の例を肌感で話すものなので実際の数字とは異なることがありますが、直に感じていることなのでそこまで遜色ないはずです。

①活躍する人材とは(若年層向け)
まずは活躍する人材からです。今回は経験などがあまり豊富でない若年層中心のお話ができればと思います。

まず若年層=社会人経験3年未満(17卒~20卒)で採用される理由は企業が長期的に育て将来の中心社員になって欲しいという思いを持つ企業さんが大半です。なので採用される人としては以下の方が多いです。
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学歴が日東駒専以上、大手企業出身、少しでも結果を出した、営業経験(その中でも新規の開拓経験や法人営業経験)、1社経験、資格持ち(希望の職種に合った)、退職理由が自分のせいではない(会社の経営危機、不正、パワハラ、部署の強制異動等)、写真映りの良い方
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これに当てはまれば当てはまる程あなたの転職での戦闘能力は上がり、書類通過率がめちゃくちゃ良くなります!逆に普通であれば、ただマイナスにはならないので全然選考に乗らないということはありませんね。

②どんな求人なら受かりやすいか
これはコロナ禍でも人員が充足しない業界や職種になりますね。肌感技術等の手に職系がやはり求人として多いが募集がきていない気がするのですが、やはりそうだったみたいですね。下のDodaから引っ張ってきた分類表を参考にしてもらえばと思います。

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図を見てみるとSEや電気・機械の設計や設備管理、建築・土木なら設計や施工管理求人が求人倍率2倍を優に超えるレベルですね。ここに関してはあまり未経験枠というのはないのですが、あっても人気職種ではないので各社応募は全く来ない状況です。なので手に職をつけたい人にとってはコロナ禍でも全く問題なく転職活動を進めることができます。このような求人は一見すると自分の専門外なので、稼げないとか面白くなさそうだといったイメージが先行しますが、まずは調べることから始めればいいと思います!

例えばSEなら将来ウェブサイト等で収益を上げたい人にとっては良い職種になり得ます。また、建設や土木の施工管理は最初は現場の仕事でも最短4年半で1級施工管理技士を取ることができ、その1級有資格者の平均年収肌感は600万は超えます。意外と年収をすぐに上げるのって簡単ですよね笑。

また、現在は時代の流れもあってか、販売から事務、営業から事務という人が多い傾向があります。もちろん前職で疲れてゆっくりしたい等色々理由があるとは思います。事務の求人は音速で埋まります笑。また、営業の求人倍率がいまいちではあるものの新規開拓系営業の求人・不動産系の未経験求人は不人気です。もし営業をしっかり学びたい方や年収が欲しい方であればねらい目の求人となりますね笑。



4.まとめ

人によって転職は様々ですが、早期退職は余程自分に何かアピールできるポイントがないとコロナ禍かかわらず転職が上手くいかなくなると思います。正直1社2~3年以上何かに従事していたらその職種や業界の大抵の普通の求人には応募できちゃうと思います。今出るか、待つかそれは個々人が持つ経験やスキルに依存してしまうので、転職を悩んでいる人は再度自分の市場価値を把握して判断しましょう。

読者様が良いワークライフを送れることを願うばかりです。
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