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双極性障害における幸せホルモン3〜成分について掘り下げる〜

過去の記事の続編です。

双極性障害における幸せホルモンへの理解1
双極性障害における幸せホルモンへの理解2

前回の記事では4つの幸せホルモンの分泌に可能性として有効な成分をGPTに聞いてみた。
簡単にまとめると下記の通りだ。

エンドルフィン:L-フェニルアラニン、エストロゲン、セントジョーンズワート
セロトニン:5-HTP (5-ヒドロキシトリプトファン)、 ビタミンD(日光浴)
ドーパミン:S-アデノシルメチオニン(SAMe)
オキシトシン:現時点では明確に特定されていない
補助的に使用:GABA

前回の記事で書きそびれていたが、既に私が摂取しているオメガ3脂肪酸ビタミンB群ホスファスチルぜリンについても有効性を感じる回答を得れたので後日触れたいと思っている。

前回も注意事項として記載したが、これらの成分やサプリメントには個人差があり、副作用や薬の飲み合わせによってはリスクがある。そしてこれらは双極性障害や精神疾患の特効薬ではない。サプリメントを摂取する際には医療機関で専門家に相談することを強く推奨する。

GPTを活用しそれぞれの成分について掘り下げてみた

L-フェニルアラニン

L-フェニルアラニン
必須アミノ酸の一つで、人間の体では自然に生産することができません。したがって、私たちは食事やサプリメントからそれを取得する必要があります。
L-フェニルアラニンは特にドーパミンとノルエピネフリンという二つの重要な神経伝達物質の生産に関与しています。したがって、L-フェニルアラニンは、気分や精神状態を改善する可能性があります。
また、一部の研究では、L-フェニルアラニンがエンドルフィンの分解を阻害し、これらの「幸せな化学物質」が体内に長く留まることを助けることが示されています。これは、L-フェニルアラニンが疼痛を緩和し、一部の人々においては気分を高揚させる可能性がある理由かもしれません 。
しかし、L-フェニルアラニンは全ての人にとって安全なわけではありません。フェニルケトン尿症という病状の人々は、L-フェニルアラニンを適切に代謝することができず、その結果、このアミノ酸が体内に蓄積し、脳に損傷を与える可能性があります。これらの人々は、フェニルアラニンを含む食品やサプリメントを避ける必要があります。
また、L-フェニルアラニンの効果についてはまだ完全に理解されていない部分があり、特定の疾患の治療や管理については医療専門家と相談することが重要です。

交一:L-フェニルアラニンが含まれる食事をおしえて

L-フェニルアラニンは多くのプロテイン豊富な食品に含まれています。以下にいくつかの例を示します:
肉と魚:鶏肉、牛肉、豚肉、魚などの動物性食品は、L-フェニルアラニンを豊富に含んでいます。
チーズと乳製品:乳製品、特にチーズは、L-フェニルアラニンの良い供給源です。
卵:卵はアミノ酸を豊富に含んでいます。特に卵黄はL-フェニルアラニンが多く含まれています。
豆類:これらの食品は植物ベースのプロテイン源であり、多くのエッセンシャルアミノ酸を含んでいます。
ソイ製品:豆腐などのソイ製品も、L-フェニルアラニンを含むアミノ酸の良い供給源です。

交一:L-フェニルアラニンは大体1日にどの程度摂取すればいい?

ChatGPT:
特定の健康状態に対する一般的な推奨量は明確に定義されていませんが、一部の研究では、成人に対して1日に約500mgから1500mgのL-フェニルアラニンを服用することが示されています。

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L-フェニルアラニンについては個人的にとても有効性が高いと感じた。
幸せホルモンの分泌は分泌の条件が重複しているものが多い。
ドーパミンとエンドルフィンの2種に効果が期待できるのは非常に魅力的だ。

MEC食(Meet・Egg・Cheese)に多く含まれているので気軽に摂取できる点も良い。
よく考えれば幸せホルモンは普通に健全な活動をすれば手に入るものだ。
肉や魚といった栄養満点の食事を毎日食べていればそれが補充できるのもうなづける。

ただし、精神疾患を抱える人にとって食欲は普遍的なものではない。
私だって鬱期に入れば食欲は減衰し、肉や魚なんてとても食べる気力が湧かない。
そういった意味でもサプリメントは有効だといえる。

エストロゲン

エストロゲン
エストロゲンは女性ホルモンの一種で、女性の性的および生殖機能において重要な役割を果たしています。しかし、エストロゲンはそれだけでなく、他の多くの体の部分にも影響を及ぼします。
エストロゲンは次のような効果があります:
生殖機能: エストロゲンは女性の月経周期を調節し、卵巣が毎月卵を放出するのを助けます。また、子宮の内膜を厚くし、妊娠に備えます。
骨密度: エストロゲンは骨の健康にとって重要で、骨の再吸収を防ぎ、骨密度を保つ役割があります。
心血管健康: エストロゲンは血管を広げ、血流を改善する役割があります。
脳機能: エストロゲンは神経保護作用があり、記憶や認知機能を支えることが示されています。
気分: エストロゲンレベルが低いと気分変動やうつ病のリスクが高まることが示されています。
エストロゲンレベルが低い女性(例えば、閉経後の女性)は、ホットフラッシュ、不眠、気分変動、性欲の低下、乾燥肌、骨密度の低下などの症状を経験することがあります。このような症状を緩和するために、一部の女性はエストロゲン補充療法を受けることを選択します。
しかし、エストロゲン補充療法にはリスクもあります。これには乳がんや卵巣がんのリスクが上昇する可能性が含まれます。したがって、エストロゲン補充療法は医療専門家との相談の上で慎重に検討する必要があります。

交一:エストロゲンは男性が摂取しても大丈夫なの?

エストロゲンは女性ホルモンとして一般に知られていますが、男性も体内でエストロゲンを生成しており、一定量が健康に必要です。しかし、エストロゲンが過剰になると、男性では特定の健康問題が発生する可能性があります。これには、肥満、エストロゲン依存性がん(例えば、乳がん)、性欲の低下、筋肉量の低下、骨密度の低下などが含まれます。
一般的に、健康な男性がエストロゲンを含む食品(例えば、大豆製品)を摂取することは、通常は問題ないとされています。しかし、エストロゲンサプリメントを使用する場合は、医療専門家と相談することが必要です。

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これは読んだ限りではエストロゲンに関しては過剰摂取や副作用のリスクが強いため、サプリメントではなく、大豆製品などからの摂取を意識する方が良さそうだ。
そもそもエストロゲンがエンドルフィンの生成に強く関与しているというわけでは無さそうだ。

セントジョーンズワート

セントジョーンズワートは、自然界で広く見られる草本植物で、その抗うつ作用により多くの人々が使用しています。特に、脳内のエンドルフィン系に作用して痛みを抑制することが示されています。一部の研究では、セントジョーンズワートを体重キログラム当たり30ミリグラムから180ミリグラム摂取すると、有意な痛みの軽減が見られ、その効果はエンドルフィンレベルの増加によるものと考えられています 。
なお、セントジョーンズワートは、特定の薬物との相互作用が報告されているため、既に何かの薬を服用されている場合は、医療専門家との相談が特に重要となります。

交一:その特定のとの相互作用について教えて。

抗うつ薬: セントジョーンズワートは、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)やセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRIs)などの抗うつ薬と相互作用する可能性があります。これらの薬物とセントジョーンズワートを一緒に使用すると、セロトニン症候群と呼ばれる重篤な状態を引き起こす可能性があります。
経口避妊薬: セントジョーンズワートは、経口避妊薬の効果を弱める可能性があります。これにより、予期しない妊娠や出血のリスクが高まる可能性があります。
抗凝固薬: セントジョーンズワートは、ワーファリンなどの抗凝固薬と相互作用し、その効果を弱める可能性があります。これにより、血栓のリスクが高まる可能性があります。
免疫抑制薬: 移植患者などが服用する免疫抑制薬の一部は、セントジョーンズワートと相互作用する可能性があります。これにより、移植した臓器の拒絶反応が起こる可能性があります。

これらは一部の例であり、セントジョーンズワートは他の多くの薬物とも相互作用する可能性があります。サプリメントを摂取する前には、必ず医療専門家と相談してください。また、セントジョーンズワートを服用していることを、あなたの医療専門家全員に伝えることも重要です。

交一:
セントジョーンズワートは1日にどの程度の量を摂取すれば効果的といえる?

ChatGPT:

一般的に、うつ病の症状を軽減するためには、標準化されたセントジョーンズワートエキスを1日に300mg、3回(合計900mg)服用するのが一般的です。

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セントジョーンズワートは特に副作用や他の薬との飲み合わせについて注意が必要だ。
セロトニン対策としてはL-フェニルアラニンに一番有効性を感じたが、うつ病の症状へ直接アプローチできるの可能性が高いはセントジョーンズワートのような印象を受けた。

HTP (5-ヒドロキシトリプトファン)

5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)は、アミノ酸のトリプトファンから作られる自然に存在する化合物で、体内でセロトニンという重要な神経伝達物質に変換されます。セロトニンは、気分、睡眠、食欲、記憶、学習、体温調節など、多くの重要な機能に影響を与える化学物質です。

5-HTPは、セロトニンの前駆体であるため、気分の改善、睡眠の質の向上、食欲の抑制などに役立つと考えられています。これはセロトニンがこれらの機能を制御するためです。

トリプトファンから5-HTPへの変換は、体内で自然に発生します。トリプトファンは必須アミノ酸で、体内で生成されないため、食事から摂取する必要があります。これは、肉、魚、乳製品、ナッツ、種子などのプロテイン豊富な食品に豊富に含まれています。

トリプトファンが摂取されると、体内で5-HTPに変換され、その後セロトニンに変換されます。この過程は、酵素とビタミンB6の存在下で起こります。

したがって、5-HTPとトリプトファンは、セロトニンの生成における重要な役割を果たします。しかし、それらは直接的な関係にあるわけではなく、トリプトファンが5-HTPに変換される中間段階を経て、それらが関連していると言えます。

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5-HTPはセロトニンの生成に関与しているが、体内で生成される化合物で栄養素といった類ではない。
5-HTPの生成にはトリプトファンが必要なので同成分を摂取することがセロトニン獲得のサプリメント対策としての私の認識は正しかったようだ。

S-アデノシルメチオニン(SAMe)

S-アデノシルメチオニン(SAMe)は、体内で自然に生成される化合物で、メチオニンというアミノ酸から生成されます。
SAMeは、関節炎の痛みの管理、うつ病の症状の緩和、肝臓の健康の維持など、多くの健康上の利点があると広く信じられています。また、肝臓の病気、心臓病、線維筋痛症、腰痛、オステオパラシス(骨密度の低下)などの治療にも使用されています。

うつ病の治療におけるSAMeの利用については、いくつかの研究が行われています。一部の研究では、SAMeが抗うつ薬と同等の効果を示すことが示唆されています。これは、SAMeが神経伝達物質(特にセロトニンとドーパミン)の生成に関与するためです。

SAMeを摂取する際には注意が必要です。SAMeは、一部の人々にとっては副作用を引き起こす可能性があります。これには、吐き気、下痢、頭痛、不安、不眠症などが含まれます。また、SAMeは他の薬物と相互作用を持つ可能性もあるため、他の薬物を服用している人々は医師と相談することが重要です。特に、抗うつ薬や抗精神病薬を服用している人々は、SAMeを服用する前に医師と相談することが推奨されます。

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SAMeも5-HTP同様に体内で生成される化合物であって、栄養素の類ではない。
SAMeを獲得するためにはメチオニンというアミノ酸が必要となる。

調べていくとパターンが見えてきたが、どうも抗うつ剤といった対精神疾患の薬物療法をとっている方はこれらの幸せホルモンを増加させる可能性のある成分の摂取には注意が必要みたいだ。
逆に私のように投薬無しで闘病している人間にとっては希望となるかもしれない。

次回は日光浴(ビタミンD)についてまとめたいと思う。
幸せホルモンに関してはもうしばらくレポートが続きそうだが、最後に成分などのまとめを記載するつもりだ。

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