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イミグレの話 チュニジアの思い出

2009年2月18日 UG1301 Malta-Tunisでマルタから再びチュニス入りしたときのお話。

”ナカータ! ナカムーラ!”と叫びながらやにわに立ち上がり"エアチケットを見せろ!"と若いイミグレ係官が威圧的な目で僕を睨む。

①成田−ローマ②ローマ-チュニス③チュニス-マルタ④マルタ-チュニスでチュニスに1週間で2度入ってきたが何が悪いんだろうか。

残る⑤チュニス-ローマ⑥ローマ-成田のチケットを無言で渡すとジョージ・クルーニーを30歳に若返らせてはみたがその過程で造形をしくじったような係官は”أمتشرف ””qうぇrちゅいおっっp@”アラビア語を喋りだして別室に来い!って言ってる雰囲気なんですよ。

うわ面倒くさい事になったと思ったけどネタになるしイイかな、という期待感と超アウェイの国で何をされるか分からない不安が入り混じってリアクションに迷ってたところ、

”سنة سعيدة” なんか上司登場。ジーン・ハックマン風の上司は若い係官にタバコを渡し火を付けてなだめる。

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”まあ落ち着け、エアチケットもどうやら問題なさそうじゃないか、この旅行者は。”そんな感じの事を言ってるようなんですがふたりして一服しながら和んでるんですよ。
後ろを振り返ると審査待ちの乗客たちがなにこの茶番、みたいな顔してるし”問題ないの?じゃ行っていい?”て言ってやっと通してもらえた。

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今はどうか知りませんが2009年当時のチュニジアでは勤務中のタバコはかなり寛容、というより至極当然のようでした。空港カウンターの目茶苦茶美人なお姉さんがくわえタバコで仕事してるのを見たときは軽めのショックを覚えましたが。

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