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修士論文の書き方とTips

大学院生活を振り返ろうシリーズの「修士論文」編です。

修士論文のざっくりした内容と構成は以下になります。
また、修士論文の執筆はWord 2019で行いました。

  • 工学系(ロボット)

  • 7章構成

  • ページ数:100ページ程度

  • 文字数:50,000文字程度


修士論文を書く前の準備

修士論文を書くにあたっての大前提として、自分の周りの研究の調査、文献の調査はずっと行っていました。


参考にしたサイト

大学の先生などが、(おそらく)自分の研究室向けに共有している資料を公開してくれているものがあります。それらを参考にしました。
以下は一例です。(多ければいいというわけではないかと思います)

お茶の水女子大学大学院・理学専攻情報科学コース伊藤研究室における修士論文作成上の注意点をまとめたものを公開していただいているもの↓

https://www.is.ocha.ac.jp/~itot/message/msthesis.html

東大?の研究室内で共有されていたものを公開していただいたもの↓


まずは目次+1フレーズ

目次

まずは目次を考えます。そもそも目次がないと書けないとは思いますが、、

章の構成はざっくり以下のようになりました。章の構成ができたあとは必要がありそうな章においては節、項まで考えます。また、序論と結論以外の章には最初の項に「はじめに」最後の項に「まとめ」という項を追加しました。

  1. 序論

  2. 関連研究

  3. 提案内容

  4. 実験①

  5. 実験②

  6. 実験③

  7. 結論と今後の展望


例えば、実験の章だと以下のようになります。

  1. はじめに

  2. 本実験の目的と検証事項

  3. 実験のシステム構成

  4. 実験結果

  5. 考察

  6. まとめ

僕の場合、ここまでで指導教員と確認を行いました


それぞれに1フレーズ

次にそれぞれの章または節に1文でその章を説明する文章をいれていきます。上記の実験の例でいうと以下のようになります。

はじめに
 - 本章ではXXについて述べる。
本実験の目的と検証事項
 - 本実験の目的はXXであり、本論のXXの部分についての実験である。
実験のシステム構成
 - 実験のシステム構成について述べる。
実験結果
 - 実験結果について述べる。
考察
 - 結果から言えることについて述べる。
まとめ
 - 本章ではXXについて述べた。まとめ~


完成した文章を修論本文用のWordに貼って下準備(見出しの設定)

学校ごとに異なるかもしれませんが、僕の場合はテンプレートがあったのでテキスト情報のみ貼り付けました。(↑の目次案はOne Noteで作成していました。スマートフォンからも編集できるのでよく使っています)

本文を書き始める前に、見出しの書式の設定を行います。これを行うことで目次を自動的に作成することができて便利です。Wordのホームタブから見出しの設定を行うことができます。

詳細は以下(Microsoftのサイト)か、「Word 目次 自動」などで検索すると出てきます。

この時点では1ページから3ページ程度に収まっているので見出しの設定が楽にできると思います。本文を書いて何十ページになったあとに見出しの設定をするとページを移動して、見出しの設定をして、ページを移動して、、、となり手間が増えるかと思います。


あとは書くだけ!

あとは先ほど書いた目次+1フレーズをもとにどんどん文章を書いていきましょう!


執筆にあたって便利なWordの機能

なるべく本文を書くことに時間をとりたいため、自動化できる部分は自動化したいですよね。参考になるサイトをまとめておきます。Microsoft公式サイトは網羅されているので執筆にあたって参考にしました。(たまによくわからない部分もありましたが)

図表番号および図表目次の自動化


参考文献の参照の自動化および参考文献リストの自動作成



 

修士論文振り返りまとめ



記事を読んでくださりありがとうございました!自己紹介記事はこちらになります。もしよろしければ合わせてご覧ください。


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