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旅行ベンチャーで一年間インターンをした僕が伝える「伝説のインターンになる」ための12の心得(初級〜上級)

こんにちは。青木晃一(ぶる)と申します。
現在、神戸大学の4年生をしています。

僕は、去年1年間(2018年5月から2019年4月まで)株式会社TABIPPOという旅行系ベンチャー企業でインターンシップをしていました。

集合写真がふざけ気味なところも好きです

インターン先では、関西イベント事業部というところで(僕一人でしたが)以下のことをしていました。
①月に3回のペースで20人から50人のイベントを開催
②学生イベントチーム(約100人くらい)のマネジメント
③社内制度の変更や社内活性など

TABIPPOは東京に本社があり、リモートワークで一人イベント事業をしていくのは苦労も多かったですが、その中で感じたことをアウトプットする場として、そして一年間お世話になったTABIPPOへの感謝を込めて、このnoteを書きたいと思います。


そもそも、この記事を書こうと思ったのはTwitterでこのつぶやきを見つけたからです。

このつぶやきの中で語られる「伝説のインターン」に自分がなれたとは到底思いません。

しかし、「伝説のインターン」を目指し頑張ってきたからこそ、これからインターンをする人にアドバイスができるのではないかなと思っています。(TABIPPOの制度だからこそ成り立つ内容もありますが、多くのインターン生に当てはまる内容だと思います。)

また、これから書くことを常に意識して過ごしていたかというと怪しいですが、今回は自分を棚にあげて書かせていただきます。先にご了承ください。笑


ちなみに、このnoteはTABIPPO代表の清水直哉(通称しみなお)のnoteをパクって書いています。この記事はTABIPPOでインターンをする直前に読んで感銘を受けたのでぜひこちらも見てみてください!

◎まずは、初級編

1. 細かい仕事から積極的に奪っていく

インターンをはじめるときに「会社の全員が考えたことのないくらいでかいことを成し遂げたい!」と思って入社する人もいるかもしれません。(僕は結構思っていました。笑)
今までに社員の誰もしてこなかった仕事を考えることはもちろん大切ですが、まずは社員さんがしている細かい仕事を積極的に奪っていくことが大切だと思います。

細かい仕事をしっかりとこなすことで社内のメンバーからの信頼を積み上げることができます。「こいつできるやつじゃん!」と思われると、どんどん仕事を任せられるようになると思います。

2. まねて、まねて、まねまくる。

社員さんの仕事を奪うにも、最初は同じクオリティでその仕事を奪うことが難しいです。インターンをはじめて、僕が最初に思ったことは「社会人ってめちゃくちゃ優秀だな」ということです。

しかし、これは半分あってて半分間違っています。確かに社会人は優秀な人が多いですが(TABIPPOの社員さんは特にそう思います。他の会社に行ったことは無いですが。笑)そんな彼らも最初からクオリティ高く仕事をできたわけではないと思います。

1回目より2回目、2回目より3回目のほうがクオリティが上がることは誰もが感じたことのあることだと思います。

では、クオリティを高める速度を高めるにはどうすればよいか。それは、まねるということです。クオリティの高い人の仕事の様子を注意深く観察すると、こんな方法があるのか!という発見が必ずあるはずです。

学ぶとまねるは語源が一緒と言われています。最初はとにかくまねて、スキルを盗みまくりましょう!

3. フィードバックを積極的に受ける

一つの仕事を終えたあとにも、成長するポイントがあります。それは仕事の結果に対してフィードバックをもらうということです。特に入社してすぐは、自分の振り返りだけじゃどこを修正すればいいかわからないことが多いです。

なので、積極的にフィードバックをもらうことをおすすめします。そこで大切なのは、ただ「フィードバックください」というのではなく、「今回の良かった点と改善点を2つずつください」のように具体的にお願いするということです。

具体的にお願いすることで、社員さんに自分の求めているフィードバックをしてもらえました。


◎ここからは、中級編

4.議論に参加する

TABIPPOではほとんどすべての議論をslackで行っており、インターンのメンバーも参加する事ができます。せっかく社員さんと同じ立場での、議論の場があるのに、参加しないのはもったいないと思います。

なので、僕は積極的に意見をしたり、議論に参加したりしました。

インターンの学生が、社員さんより最初から優れているところは、学生の意見を言えるというところと、会社の内部事情を無視した意見を言えるところだと思います。

また、意見をするときは自分の言葉で語るということが大切です。本や雑誌に書いてあることよりも(これは社員さんのほうが詳しいと思います)自分が思ったことをそのまま伝えるようにしましょう!

5. 自分に求められていることを聞き、自分のやりたいことを伝える

個人的には、これが一番大切だと思っています。なぜなら、「自分に求められていること」と「自分のやりたいこと」が一致していないと社員さんにも自分にも不満が溜まってしまうからです。また、これら2つのことは、自分の能力や時期によってその都度変わっていくものです。

なので、僕は毎月メンターと面談をして、「自分に求められていること」と「自分のやりたいこと」のすり合わせをしていました。僕の体験談では、自分に求められていることをこなすばっかりになりがちなので、しっかりと自分のやりたいことを伝えて、自分のやりたいことで会社に求められていることをするように意識することが大切だと思います。

6. 感謝を伝える

ここまで、自分の成長するためのことばかり書いてきたと思います。しかし、ここで忘れては行けないのが感謝を伝えるということです。

メンターや他の社員さん、インターンメンバーなど、助けてもらったらしっかりと感謝を伝えましょう。

実は、「幸福学」の第一人者である前野隆司教授(慶應義塾大学大学院)の研究によると、幸せになるための重要な要素として人に感謝を伝えるということが挙げられるということです。また、「幸せな人は生産性が30%高く、創造性は3倍高い」という結果が出ています。つまり、感謝を伝えることは仕事の生産性につながるということです!(三段論法の使い方あってるかな?笑)

TABIPPOでは、「サンクスカード」というのがあって、メンバーに積極的に感謝を伝えようとする文化があります。
このカードは、1日2枚までカードを送ることができ、カードを送るとポイントが貯まり、アマゾンギフト券などに交換できるようになっています。僕はこの仕組みが大好きでした。


◎ちょっと、上級編

7. 全社を巻き込む大きなプロジェクトに手を挙げ、成し遂げる

TABIPPOでは大きなプロジェクトでも「やりたい!」と手を挙げると、社員やインターン関係なく任せてもらえました。僕の場合は、全社での合宿の幹事をしました。

関わる人が多いプロジェクトほど、多くの人と連携をとりながら進めないといけないですし、負担も大きかったです。しかし、それと同時に大きく成長した瞬間でもありました。そして何より、終わったあとに仲間と乾杯するお酒が美味しすぎる...!

この経験があったからこそ、負担のかかる仕事をしているときも「よし、これを乗り越えて成長してやるぞ!そして終わったあとに美味しいお酒飲むぞ!」という思いで乗り切ることができるようになりました。

8. 積極的に仲間を頼る

積極的に手を挙げて、大きなプロジェクトを進めたり複数の仕事をするようになってくると、自分のキャパを超えて「やばい、キャパオーバーになっている」と思うことがありました。

そんなときには、積極的に「キャパオーバーしてやばい!」ということを他のメンバーに伝えて、頼るようにしましょう。
頼り方も
・仕事の一部を代わりにしてもらう
・作業効率をあげる方法を聞く
・他に手が空いている人を教えてもらう
など、様々あると思います。

相談せずに自分一人で抱え込んでしまうと、心に余裕がなくなりアイデアが出なかったり、タスクに集中できなかったりして、作業効率が落ちてしまうと思います。相談することで、すっと心に余裕ができることが多かったです。

9. 社外にも繋がりをもつ

TABIPPOでインターンしようと思った理由の一つに「旅行業界の人とのつながりをつくりたい」というのがありました。会社のブランドがあるからこそ、普段会えない人とも一緒に仕事をさせていただくことが何度もありました。

関西イベント事業部が僕一人だったというのもあり、僕自信がファンでイベントに参加していた人とも、一緒にイベントを開催して仲良くなれました。これはかなり嬉しかった!


◎最後に、番外編

「伝説のインターンになる」ということからは少しずれますが、僕が実践してよかったなと思うことを番外編として書きたいと思います。

10. 会社経営について学ぶ

TABIPPOでは、社員とインターンの全員が会社の経営状況を確認できるように 損益計算書(PL)が常に公開されています。PLとかBSとか難しそうだなと思っていました。

しかし、ちょっと勉強して会社のを見てみると
「毎月、こんなにも会社からお金が出ていってるのか」
「この営業1件でこれだけ売上があるのか」
「この月はこういう理由でキャッシュフローがきつくなるんだな」
など、会社が回るにあたっての金額の規模感を掴む事ができました。

上場している会社は、サイトにて経営状況を公開していますが、上場前のベンチャー企業の経営についての知識を学生のうちにつけることができたのは就活のときにかなり役立ちました。

※就活の面接で粗利やキャッシュフローについて聞きまくる面倒な就活生になってしまうので注意。

11. 給与交渉をする

働くにあたって給与は、自分の会社への貢献度をしめす指標の一つだと思います。自分の仕事は、会社にとってどういう価値があるのだろうというのを確かめるためにも給与交渉をしたいなと思い、社長に「給与交渉させてください!」と生意気にも言ってみました。(この時期はかなり生意気だった)

すると社長は、「いいよ!ぜひ交渉してほしい!」となぜかノリノリでした。笑
なので、ネットで「給与交渉やりかた」などとググりながら進めていきました。

一つ、僕が意識したことといえば、しっかりと論理的に交渉をすることです。
「給与を〇〇万上げてください!」だけではなく
「今、自分の事業の粗利は〇〇で、給与を〇〇万上げることでバイトを減らしてその時間で〇〇ができます」という形で交渉しました。

12. 会社のことを発信する

これは、もっと序盤からしていたら良かったなと自分で反省している部分でもあります。せっかくインターンしていて、その会社で働くことの良さをしっているので、積極的に会社のことを発信するべきだと思います。(それを感じてこれを書いている部分もあります。笑)

「そんなに、発信する内容はあるかな?」と思った人も大丈夫です。

発信する内容は、新しい事業の告知やイベントの宣伝はもちろんのこと、社内で起こったネタなどでもいいと思います。

SNS等で発信すると、自分は発信力が上がるし会社のブランディングにもつながる(と信じたい)ので双方にメリットがあります。

※もちろんその情報は流していい情報かどうか微妙なものは確認しましょう。笑

インターンシップを考えている大学生へ


愛すべきインターンメンバー

迷っているなら、絶対にインターンシップをしたほうがいいと思います!
そしてせっかくするなら、短期インターンより半年以上の長期インターンに参加したほうが、働くことに関してより深く学べると思います。

※ちなみに、株式会社TABIPPOもインターンを募集しているらしいですよ。ぜひ、興味のある方はサイトを覗いて見てください!

ここまで、ご覧いただきありがとうございます。

青木晃一(ぶる)でした!

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