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子育てはまじめにやると心が折れるのでやらない

(※この記事は2018年8月に書いた日記を公開したものです)

子育てをスタートして、2ヶ月が経った。

子育ては、心が常に平常心で、それなりに知識があれば大丈夫って思っていたけれど違った。子育ては人間性や予備知識がまったく通じない。

その子にしかないオーダメイド、そして「今ここ」しかない。おそらく方法として使えるものがあるとしたら、オムツとお風呂だけだ。しかしオムツとお風呂など、子育ての1割にも満たない。そしておっぱいが1割、寝かしつけが3割。

では、残りの5割以上はなんなのか。
それは、「妻の機嫌が良いこと」ではないかと考えている。そして、夫婦仲が健全かということだ。

子供は空気に敏感だ。

妻がストレスと疲れで明らかにピリピリしている時、娘は泣いてばかりで、いつになく暴れていた。

声もいつもと違うギャン泣きで、ボリュームもとてつもなく大きかった。さすがに困り果てた。ここで思ったことは、娘をうまくあやすことよりも、妻がいかに寝るか、スマホをいじるか、ぼーっとできるかを考えた。

いつもより意識して娘との時間を増やし、いつもより家事をすすめ、空気の循環を良くした。

するとどうだろう、娘もご機嫌になってきて、家の空気とシンクロしているようだった。次の日は妻もご機嫌で、娘にいたってはニコニコがずっと続き、1日中穏やかだった。

僕も家の中の空気の循環を、肌で感じていた。妻と娘、そして家の空気は明らかにリンクしている。清々しかった。

妻がストレスを溜めやすいポイントを分析してみた。主に下記3つのようだ。

- おっぱいが張って痛いのに飲んでくれない

- 娘が寝てくれない

- あっという間に1日が終わり自分のことができない

1つ目は、妻と娘の問題として扱うことにした。

2つ目は、僕が極力寝かしつけること、そしてゆらゆら揺れるツールを使うことで解決した。

3つ目は、娘をお風呂に入れる、着替え、保湿、耳そうじ、鼻そうじ、その後の寝かしつけをすることで、妻が1時間ほど休憩できるようになった。

オムツ替えもなるべくやるようにして、洗い物や買い物をするようにした。合計で2時間ほどは確保できていると思う。

妻が健やかでいてくれることが自分の幸せであり、何より家族を守ることになるのである。

当然のことながら、僕の1日のうちの2時間、娘との時間にプラスされる。そうすると1日6時間あてていた仕事の時間が、4時間になる。

4時間で6時間分の仕事をするとなると、生産性をかなり上げなくてはいけない。スキマ時間の使い方を工夫した。

5分あれば、その間にたまったメールやメッセージの返信ができる。10分あれば、依頼された執筆または講座に関連する記事が1、2本読める。30分あれば、ニュースやSNSで情報を集めたり、ブログの構成、タイトル、見出しを決めることができる。

4時間という貴重な時間は、チャット、セッション、執筆の原稿作り、ブログ記事の見直しと公開など、集中したいものに使う。

もし仕事の時間を伸ばすとしたら、今のところは5時起きにして朝に4時間、午後に2時間でトータル6時間といったように調整すると、なんとかなりそうだ。

ただ実際には、これまで何度も早起きにはトライしているものの、なかなかうまくいかない。朝の2時間、夜の2時間でなんとかしている。

もう一つの方法としては娘の夜の寝かしつけの時間を短縮できるかどうか。予定より30分〜1時間伸びることはざらである。

正直、ここは娘の機嫌もあるので時間を決めすぎるのは危険と判断した。必然的に早起きする必要がある、ということになるのだが、まったく気ノリしないのが自分のやっかいなところだ。

子供ができると夫婦仲も仕事も大変になるとは聞いていた。ようやく、その全貌が見えてきた気がする。

とはいえ、こんなに挑戦しがいのある環境はない。自分の持てるすべてを使って、絶対に無理しないで楽しく過ごしたい。

無理するとストレスになるので、だったら仕事なんてやめてしまえとか、最初から子供なんて持つなって話だ。

ストレスが影響して家族との関係が崩れるなんて馬鹿げてる。悩むのはいい。でも、ストレスが生まれるならば、解決させる努力を惜しむべきではない。僕も力不足を感じていて、今のところは楽しく過ごせているものの、もっと楽できる。

楽するには、時間を捻出し、生産性を上げる必要がある。仕事、家族、自分のやりたいこと、ぜんぶひっくるめて、自由にデザインしたい。妻と娘に、もっと笑っててほしい。そして、自分が一番笑うのである。

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