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恋愛と結婚が自分の成長につながる

恋愛や結婚についての考えはAI時代においてそのポジションを変えてきていると思っています。

というのも、最近はテクノロジーの発展によって「出会い」の支援が巧妙になっていると思うからです。

アプリを利用したことがある人はわかると思いますが、たくさんの人とすぐに繋がれるようになったし、モノによっては価値観の近さの精度が高いものもあるとかなんとか。

恋愛本も変化していて、脳科学や心理学を用いたりして科学的根拠をもった恋愛の指南書が増え、たぶん以前より恋愛や婚活に関してリテラシーをもって活動している人が増えているのではないでしょうか。

出会いの障壁がなくなって、かつ恋愛の知識を得られるとすると、当人にとって良き恋愛が生まれるものと思います。

ところが、まわりを見ているとまだまだお困りの人がいるようです。
逆に出会い疲れをしてしまったり、情報が増えすぎて何を信じたらいいかわからなくなったりということが起きているのです。

なんだかSNSと似てますね。

ちょっとおかしいなって思うのが、合理的に恋愛をすることでスムーズにカップルが誕生するはずとなっていたのが、実はそうでもないという面を持っていること。

戦略をもって本気で恋愛すれば、婚活も成功するし、その後の結婚生活も幸せな日々を送れるはず、なのです。別に必ずしも結婚する必要はありませんが。

ただ僕ね、思うんですよ。
最近、結婚する必要性について疑問視する声が割とあるじゃないですか。
あれ、日本の離婚しにくい制度とは別に、単に覚悟決められない人が世間の風潮を利用しているだけともとれるなぁと。

風の時代ですし、複業の時代ですし、女性性が高まる時代ですし、そもそも日本はまじめすぎるし、ゆるふわでやわらかい時代に向かっているのは前提ですよ?

ただ、結婚することと、相手と結ばれ人生を送ることの責任逃れは、分けて考えた方がいいです。

大きな風潮があるとすべてをそっちの流れに持っていこうとする慣習が日本にはありますが、僕はもうそういうの飽きてます。

LGBTQという概念にしたってそうですよね?
僕らはずっと無視してきたけど、ずっと前から存在していたわけですから。
僕の親友はずっとオープンにできない悩みを抱えて生きてきました。

で、そういうのを知ったからっていきなり態度を変えて「男性が、女性が」とハッキリ切り分けることをやめようとあちらこちらで言い出す。

繊細さんにしたってそうです。
繊細さんという特徴を明らかにして世に広めたことで、その特徴を持つ人はみんな繊細さんになってしまいました。これは宗教を少し勉強すれば、思想が人に埋め込まれていく過程が理解できると思います。

いずれにしても、いつだって我々はメディアによって操作されて生きてきてますので、この感じはずっと続くと思われます。その方がおいしい人たちがいるからです。

で、結婚についての話に戻しますと、やっぱり好きな人と契約を結ぶってすごいことだし、おすすめなんですよね。

この記事ではほぼ、結婚おすすめ!! という話になりそうです。

某結婚雑誌によって「結婚=幸せ」の概念を広げた某会社さんの戦略はそれこそ宗教なわけですが、それはそれとして、僕は人と結ばれることの凄まじさをずっと感じています。

まず好きな人ができるってこと自体がすごいんですよ。
さらにその人とずっと暮らしていこうって契約を結ぶのは、住宅購入の比じゃないです。

あれやこれや考えたりももちろんだし、ずっと暮らしていく覚悟を決めるという時点で、人として成長していると考えます。

ずっと成長して生きていきたい人にとって、恋愛や結婚は不可欠といっていいほどのことなんです。

仏教のどこかしらの宗派で修行するのもいいですが、恋愛や結婚という修行のほうがすんなり入りやすいです。

ひとりの方が楽ってよく聞くけど、そりゃそうです。
ひとりの方が楽に決まってます。
ただそれは短期的な見方です。

あえてひとりで生きることを選択する人と、楽したいからひとりでいる人では全然ちがいます。

どうせいつかは健康を害するときがきます。
あるいはお金に困ったり、人間関係に困ったりすることもあるでしょう。
老後にいつだって一緒に遊んでくれる人がいるのは稀です。

ずっといっしょに生きるという契約(事務的なことも精神的なことも)は、いつだって自分を守ってくれます。

少なくとも、仕方なく一緒にいると感じるようなパートナーシップでなければ、お互いがお互いを支援する理由になるでしょう。

事実婚はつらくなったらすぐに関係をやめられる一方、すぐにやめられるからこそつらい時に一緒に乗り越えようとする力を阻みます。

どうしようもない悩みを抱えた時というのは、誰にも話せなかったり、ネット上に答えが乗ってなかったりするものです。

そんな時、話し合えるのは一緒にずっと暮らそうと誓ったパートナー同士ぐらいのものです。あるいは家族が当てはまるでしょう。

それらを乗り越え、改めて強い結束の家族が誕生します。
そうやって個人として、家族として成長していくことが、ひとりでは到底たどり着けない境地となっていきます。

悟りを開くなんて大それたことは言いませんが、家族を持つことが自分という狭い世界を大いに広げてくれることは間違いありません。

時に苦行であり、癒しであり、難問を解くための機会を与えてくれる存在なのです。

ある牧師さんの著書では「離婚はありえない」と、離婚という選択肢を除外することもあるほどです。

難関を乗り越えてこそ結婚であり、結婚生活は最初のうちにはその真髄が見えてこないということなのでしょう。

結婚=幸せと思っている人たちには申し訳ございません。
結婚は修行です。ただ、自分をとんでもなく遠くへ連れて行ってくれます。

昔はやんちゃだった友人が、結婚して丸くなったりしてませんか?
あの例がよく象徴しています。

瞑想やセミナーもいいですが、結婚はいかがでしょうか。
自分を知る、成長させる、無限に学びがある、たくさんの機会をもたらしてくれます。

結婚したい人、めっちゃくちゃ応援しています。

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