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今日。

先週、熱やら頭痛やらで、なかなか酷い体調不良に見舞われた。
あれ以来、いまだに胃がムカムカしてキューッと掴まれているような感覚がある。
気持ちも塞ぎがちだ。

今日は休日。
近所のカフェで星野源のエッセイ本を読んだ。
本を読んでいて、初めてくすっと笑った。
文章って笑えるものなんだ、と新たな発見をした。

ここ最近、言葉で自分の気持ちを表現出来るようになりたいという願望がじんわりと湧いてきている。

良くも悪くも思考グセが強い私の頭は、残念でポンコツで、自分の本心をなかなか理解できない…というか、この思考がニセモノの本音として何体も現われるのだ。

惑わされ、「自分」とは違う方向に歩いていき、壁にぶち当たって、初めて気づく。
いや、壁にぶち当たってもなお、「そんなはずはない」とエセ本音を信じて突き進み、全てが嫌になるところまで来てしまう。

迷いなく淀みなく、心を言葉で紡ぐことができたら、自分で自分に迷うことなく人生を歩いていけるのだろうか。

いや、きっと、迷うからこそ、言葉にする必要があるのだ。
こうして、自分の頭の中から、本音の言葉を探して創り上げていく過程こそが、自分の本心に出会う近道なのだ。

何もしないで思考の世界を脳内で繰り広げていると、胃がキリキリしてきたので、散歩に出掛けた。

虫の音や街の音を聴くのが好きだけど、今日はiphoneにイヤホンを繋げて音楽を聴きながら歩いた。
耳の中がイヤホンからの音だけにならないようボリュームを調節して。
虫の音と車の音、夜風と音楽のコラボレーション。
なかなかに気持ち良かった。
これも、新しい発見。
選曲したYOASOBIの「群青」という曲のリズムが、2車線道路を走る車のスピード感に合っていて、いつもの夜の散歩に新しい風を吹かせた。

自分と向き合って、色々な人たちの文章を読んで、自分の繊細で敏感であろう感受性を開かせていくうちに、何か、苦しいと感じることも増えたように思う。
まだ、うまく自分を護ることが出来ないけど、感じる力をまた閉じてしまうのは嫌なんだ。

今の、この苦いような気持ちも、道しるべとして大切に冷静に見ていこう。

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