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第21話_音楽が好きな人は前奏と後奏を大切にする

昨日の登園中の話。

自転車でいつもながら話してると急に
「りんくん、民衆のうたた好きだよ」と言い出した。

民衆のうたたとは、レミゼラブルの「民主の歌」のことで、クイーンの「We Will Rock You」や「ボヘミアンラプソディ」の次に息子がハマってる曲。

お!いいねぇと思って

「じゃ、一緒に歌おうか」っていうと

「いいよっ」

ってなぜか上から(^_^;)

「せーの、Do you 」と歌い出したら、

「んーパパ!パパっ!ちがう!ちがうよ!」

と、言いだす。

「え?Do you hear the people sing?でしょ?」と、言うと。

「ちがうよ」

と言うので、

「なんで?」と聞くと

「ずん、ずーずじゃん。ずん、ずーずじゃん、

どぅーゆー、ひーざぴーぽしんぐ」

と歌い出し、
思わず笑ってしまった。

「ずん、ずーずじゃん」とは、

よく見る動画のワンシーンで、
最初に兵隊たちが行進してきて、それを民衆達が見つめていて、そこから歌が始まる。


いわば、前奏のようなもの。

息子はそれも含めて歌だと思っているということだ。

笑っちゃったが、ふと小学生の時の音楽の先生の言葉を思い出した。

「みんな歌を聞く時に、早送りして歌い出しから聞いたり、歌が終わったら最後まで聞かないで切っちゃう人が多いけど、歌は最初から最後までで一つの曲だから、音楽は最初から最後までちゃんと聞くんだよ」

と。

憧れてた先生の言葉ということもあるが、なぜかその言葉が今でも残っているくらい、小学生の私には響いた。

それ以来、音楽を聴く時に、前奏や後奏も味わうということを意識してきたように思う。

ただ、最近は忙しさに追われ、何か動画を見るときも、早送りや飛ばしたり、1.5倍速や2倍速で流してみたりすることが少なくない。

たまには最初から味わうのも悪くないなと反省する。

息子の行動から、大切な事を思い出させてもらったなぁと思って、感謝しながら登園した。



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