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8年付き合って婚約破棄した話②一途と依存


彼と付き合った8年間はというと、会社と実家、彼の家を行き来するだけの生活だった。

今となっては無くては生きていけない「ひとり旅」も「ピラティス」も「読書」も、本当にまったく興味がなかった。
だって、結婚には関係がないから。
なんとも真っ直ぐで一途な人間である(違)
(ちなみに初めての ひとり旅は上京1年目に行ったオーストラリアのケアンズ。)

だけど唯一、彼と付き合っている間に始めた趣味がある。
「メイクアップアーティスト」のスクールに週末だけ通った。
転職を考えていた訳じゃないけれど、メイクをする時間は楽しかったから。
彼のことばかり気にするあまり、喧嘩が増えて
辛くて苦しくて
何か自分を変えなきゃと思ったのもきっかけだった。

私なりに自分のあり方を模索していたんだと思う。

お別れするとき彼に
「メイクの学校に通うって聞いた時、嬉しかった。」
と言われた。
自立しようとしていた気持ちが伝わったからだろうか。
たぶん、そういう事だろうと思っている。


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あの頃は、一人の時間に慣れることを知らなかった。
一人に慣れ過ぎても生きづらいし
バランスって難しいと、今でも思う。

きっと一生、その時その時の
ちょうどいいバランスを探しながら
人との距離を作っていくんだ。









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