kohtajima(田島亘)

映画、本、散歩、ドライブ… ワインやビール、日本酒の勉強を趣味でやっています。晴れた日…

kohtajima(田島亘)

映画、本、散歩、ドライブ… ワインやビール、日本酒の勉強を趣味でやっています。晴れた日はビール片手に鴨川を眺めるのが好き。ワイン・エキスパート、唎酒師。 知人の勧めをきっかけに、始めました。操作に不慣れで、不格好な投稿もあるかと思いますが、よろしくお願い致します。

最近の記事

下鴨神社、糺の森、秋本番を待ち遠しく思う

 「少し涼しくなったかなぁ」、そう思い、久しぶりに下鴨神社に行ってきた。正式名称は賀茂御祖神社だが、ここではいつも通り下鴨神社と呼ばせてもらう。  下鴨神社は僕が最もたくさん訪れた神社。京阪電車の出町柳駅から地上に向かい、鴨川(正確には高野川)にかかる河合橋を渡って糺の森へと向かう。途中「デルタ」のベンチに座りしばし川面を眺める。この地点で高野川と賀茂川が合流して鴨川となって南に向かって流れていく。何度見ても良い景色、というか、ここからの景色を眺めると若い気持ちになるんだなぁ

    • クレマン・ド・リムー 南仏生まれのスパークリングワイン   

       少しは涼しくなったように思うけど、外を歩くと、やっぱり暑い日がまだ続く。今週もスパークリングワインを飲んだ。今週飲んだのはクレマン・ド・リムー(Crémant de Limoux)。黄色がかっていて、香りや味わいからはリンゴやモモ、蜂蜜を思い浮かべる。泡の舌触りもソフト、酸味もやわらかくて、うま味を感じられる。美味しかった。  クレマン・ド・リムー。南仏、ラングドック地方にあるリムーという土地で作られる発泡性のワインのこと。いくつかの本やサイトを見る限り、リムーのスパークリ

      • 南アフリカのワインから大航海時代を思う−お酒は各地を旅する気分で

         濁りはなくて透明。しっかりとした黄色が見て取れる。グラスを傾けて起こすと、壁面には粘性を感じられる跡がつく。きめ細かな泡が立つ。グラスを鼻に近づける。香りは熟したリンゴぐらいかな。口に含んでみると、酸味もあるし、旨みもある。パンを口に含んだときのようなフレーバーもある。5000円ぐらいのシャンパーニュをわざわざ飲むなら、僕にはこれで十分かなぁとも思う。これは南アフリカのとあるスパークリングワインを飲んでみた感想です。  「アフリカ」と聞くと、子どもの頃は「暑い」とか「砂漠」

        • お酒は各地を旅する気分で

           スペインのスパークリングワイン。有名なのはCava(カバ)だろう。そのほとんどが地中海に面したカタルーニャ州で作られる発泡性のワイン。製法としては、フランスのシャンパーニュと同じ瓶内二次発酵。簡単に言えば、栓をした瓶内でさらに発酵させ、その際に発生した二酸化炭素を封じ込める。二酸化炭素は液中に溶け込み、発砲性のワインができあがる。  Cavaという名称は、ワインを保存する洞窟や貯蔵庫をさすcava に由来するらしい。フランス語でも地下室のことをcave (カーヴ)と言う。カ

        下鴨神社、糺の森、秋本番を待ち遠しく思う

          『百年の孤独』の次には

           今年7月、ガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』(新潮社)が文庫化されたわけだけど、以前から是非文庫化してほしいと思っている作品がある。ロレンス・ダレルの『アレクサンドリア四重奏』(高松雄一訳、河出書房新社)がそれだ。四重奏という名前のとおり、全四巻ある。「ジュスティーヌ」、「バルタザール」、「マウントオリーブ」、「クレア」。一巻から四巻までそれぞれ登場人物の名前が冠されている。装丁も美しく、すぐ手に取れる場所に置いている作品の一つだ。  この作品を読んだのは、数

          『百年の孤独』の次には

          8月最後の週末。

           今日は8月最後の日で、最後の土曜日。嬉しいような悲しいような。  僕が住む地域では、幸いなことに、台風による大きな被害はなかった。  思えば、この数年は自宅で過ごすことが多くなった。自分で作った料理とお酒を合わせて、家での時間を楽しんだり、映画を観たり、本を読んだり。多分、この週末もだいたい家にいるだろう。  Amazonで注文していた文庫版の『百年の孤独』(新潮文庫)が昨日届いた。もう何年も前、学生のころに読んだ単行本は、白と水色のコントラストが印象的な紙のカバーだったが

          8月最後の週末。

          猿猴川沿いにて

          きめ細かな泡は感動の源泉

           スパークリングワイン、僕は好きでよく飲む。料理と一緒に飲むこともあれば、それだけを飲むこともある。ドライで軽くて喉ごしの良いものも、コクがあって味も香りもしっかりとしたものも、季節や気分に合わせて色々飲む。  ワインの勉強を始めたきっかけは、僕がもともとお酒を好きだったこと、友人の妻のお父さんがソムリエだったこと、大きな理由はこの2つだ。「お酒好きの友人がいる」と、友人が僕のことを彼の義理の父親に紹介してくれた。その人が僕のワインの先生だ。「ただの酒飲み」でいてるよりは、勉

          きめ細かな泡は感動の源泉

          田園風景

          #夏の1コマ

          Back to the Young.

           #夏 #ビーチ #炭酸 この3つがそろえば、もう言うことはない。今となってはただの炭酸じゃなくて、#ビールなんだけど。  僕がまだ若かったころ、はじめて湘南に行ったときの話。湘南と言うのが、どの街からどの街までを指すのかを正確には知らない。それはともかくとして、僕は関西の生まれ育ちだから、大学生になるまで湘南には行ったことがなかった。東京の友人のところに遊びに行ったついでに、湘南に行ってみようと思ったんだ。確か藤沢から江ノ電に乗って、鎌倉方面を目指した。  鎌倉へと向かう道