下鴨神社、糺の森、秋本番を待ち遠しく思う
「少し涼しくなったかなぁ」、そう思い、久しぶりに下鴨神社に行ってきた。正式名称は賀茂御祖神社だが、ここではいつも通り下鴨神社と呼ばせてもらう。
下鴨神社は僕が最もたくさん訪れた神社。京阪電車の出町柳駅から地上に向かい、鴨川(正確には高野川)にかかる河合橋を渡って糺の森へと向かう。途中「デルタ」のベンチに座りしばし川面を眺める。この地点で高野川と賀茂川が合流して鴨川となって南に向かって流れていく。何度見ても良い景色、というか、ここからの景色を眺めると若い気持ちになるんだなぁ。
下鴨神社に向かって歩く。途中、旧三井家別邸を左手に見つつ、北へと向かう。御蔭通りを渡り、さらに北へと歩く。
糺の森。この原生林を歩くたびに、神域に入ったような背筋がのびる感覚と、でも何とも言えずリラックスした心地の良い気分とがない交ぜになった気持ちになる。御蔭通りから下鴨神社の本殿まではゆっくりめに歩いて10分程度だろうか (いや、そんなにかからないかな。まあ、歩くはやさや、歩き方は人それぞれ。思い思いのはやさで向かえば良い)。
南口鳥居を抜け、さざれ石と縁結びの御利益があるという相生社の前を通り、楼門をくぐる。中門を抜け、本殿にたどり着く。深呼吸。姿勢を正し、心を静かに、二拝二柏手一拝。 心が洗われた気分で、糺の森をまた歩き、陽光にきらめく鴨川へと向かう。
真夏に比べれば涼しくはなったけれど、それでも歩いているとまだ暑い。糺の森を歩きながら、秋本番の京都を待ち遠しく思った。
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