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戦略的な年収の上げ方
私が転職活動をする際に、参考にした著書「キャリアロジック」から一部抜粋して、「戦略的な年収の上げ方」をアウトプットします。
参考になる部分としては、「理想像からの逆算」「戦略的な職業選択」「自己分析」になります。興味のある方はぜひ読んでいただきたい一冊です。
市場価値とは?
市場価値とは、言い換えると「希少価値が高い」ということ。
希少価値が高いということは何を示しているのか?
希少価値が高い
=「需要が大きい市場」×「他の人には代替できないスキル」
つまりは、どちらかが「0」であれば、その職業では市場価値が高くなりません。例えば、飲食業界は需要が大きい市場であるけれども、レジ打ちや品出しに関しては、代替できないスキルではありません。
需要が大きい市場とは
需要が大きい市場とは、企業の財布に関連する業界や商材を扱っていること。例えば、人材育成、広告マーケティング、オフィス仲介、など。
個人で言い換えると、私たちの財布から支出が多い市場はなんでしょうか?
水道光熱費、飲食、家賃などでしょうか。
これらが「需要の大きい市場」であり、この分野で専門性を磨いていくと良いとされます。
他の人には代替できないスキルとは
他の人には代替できないスキルとは、すなわち「仕事の難易度が高い仕事」
仕事の難易度が高い、には様々な要素が含まれていると思いますが、著書では以下の2点が取り上げられています。
1.高い商品を扱うこと
→高い商品であればあるほど、人は慎重になる。
2.知的労働に関する仕事
→知識や情報で頭を使い成果を出す、学び続ける必要がある
年収は個人の努力以上に○○の時点で決まる
年収は個人の努力以上に、「職業選択」の時点で決まります。
下記の画像は、日本の年収ランキングですが、例年顔ぶれは変わりません。
つまり、どの業界、職種に就くかによって年収の過半数は決まってしまうということ。
![](https://assets.st-note.com/img/1660624040930-JuFFOODs1k.png?width=800)
具体的に、どのような領域において年収が高い傾向になるのでしょうか。
既得権益化された、価格競争が働きにくい
ex)鉄道・航空・電気・ガス・水道・金融機関客単価・製品単価が高い
ex)企業向け広告・マーケ・人材支援・コンサルティング・不動産在庫がなく、粗利率が高い
ex)コンサルティング・人材支援市場シェアが高い
ex)業界最大手
上記の領域であれば、年収が高い傾向にありますが、1点だけ注意が必要です。
それは、「これらの会社で働く=市場価値が上がる」ではないということです。
専門性とは
専門性とは、各プロセスの転換率を最大化できる経験を積み、再現性があること。専門性を高めるためには、仕事で創意工夫することで、成果を最大化するための努力が必要です。
以下の画像のプロセス(リストアップ→電話→訪問→受注→売上)において、パターン1と2を比較します。
![](https://assets.st-note.com/img/1660624784570-Wgjb4j443B.jpg?width=800)
この各プロセスの中で、電話→訪問の転換率(アポ率)を1%から3%に最大化できたとします。その場合、結果として売上は4倍の400万に最大化できるわけです。
さらに、訪問→受注の転換率(受注率)を最大化することができれば、さらに成果は最大化されます。
ここの転換率の最大化、そして再現性を身につけることができれば、その分野の専門としてキャリアを形成していくことが可能です。
転職する際にも、下記のような言葉が言えるレベルになれば再現性を身につけていると言えます。
「私に今から1000件のリストを渡してもらえば、各プロセスの転換率を○○%進捗させ、○○万円の売上を出します。そのために以下の施策をします」
さいごに
以上、戦略的に年収を上げるための考え方でした。
この本の中には、自己分析や転職する際の考え方が幅広く記載してあるので、ぜひ読んでいただきたいです。
また、巻末に以下のような内容が書かれていました。これからのキャリアを考えていくために参考になるかと思います。
・現状における幸せの本質は、自分の意思をいつでもキャリアを選択できる権利があること。
・幸せと成功はイコールではない。成功というのは、年収などのように基準があり、達成すれば成功。幸せには基準がなく、主観的なもの。
・歳を取るにつれて、価値観は変動していく。つまり本人にとっての幸せの定義も変わっていく。
・いつでもピボットできる柔軟性や自由度があるか、自らのキャリアに選択権を持てているか?
自分にとって幸せとはなにか?
戦略的にキャリアを考えながら、一度きりの人生を楽しみましょう。
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