![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62589871/rectangle_large_type_2_5ae3bdff0b27c1adbd867eb70daccfb9.png?width=800)
『自己肯定感の教科書』を読んで
2年前に買って放置されていた本があったので読んでみた。
それがこの本。
この本を買ったきっかけ
前の会社に勤めていた頃、精神的に追い込まれて、常にネガティブな思考になり、仕事が手につかなくなることがあった。この本とは別の本を読んで、自分の悪い癖が見えて、それ以降は極端に落ち込むことは無くなったが、もう少し違う観点が得られるかなと思ってこの本を2年前に購入した。
この本の概要
自己肯定感とは、自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられる感情のことであり、状況によって高くなったり低くなったりするものである。自己肯定感が低くなると、気分が沈みやすく、消極的な行動をとるようになる。自己肯定感は後天的に育むことが可能であり、高い状態をキープすることができるようになると、人生を前向きに過ごすことができ幸せを手にすることができる、と筆者は言う。
自己肯定感は、6つの感覚から構成され、カウンセリング例を挙げて紹介されている。
1.自尊感情
2.自己受容感
3.自己効力感
4.自己信頼感
5.自己決定感
6.自己有用感
そして、自己肯定感が下がっていると感じたときに、瞬間的に高める方法が24つと、自己肯定感が下がりにくい状態を育んでいくための3つのステップが具体的な手段とともに紹介されている。
この本、調べたら、中田敦彦のYoutube大学で紹介されていたらしい。詳しい内容はそちらへ(リンク)
読んで思ったこと
オリンピックで出場選手に対する誹謗中傷が話題になった。また、アダム・ピーティ選手はオリンピック後に1ヶ月の完全休養を取っている。
スポーツ界において、勝負に勝つためのいわゆるメンタルトレーニングは、以前から重要視されてきたと思うが、メンタルケアの重要性が注目されてきていると感じる。心も体と同じ様に、疲労したらリリースをし、疲労しにくい使い方を習得していくことが大切であると。
身体の使い方が悪いと、局所的に疲労が溜まったり怪我をするように、心の使い方(精神的に負荷のかかる状況でどの様に受け止めるか)が悪いと、心に傷を負いやすい。すぐに落ち込んでしまう、落ち込むとなかなか立ち直れないなどと思ったことがある人は、自分の心の悪い癖に気づき、取り除くために、こういった本を読んでみるのも良いと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?