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『自己肯定感の教科書』を読んで

2年前に買って放置されていた本があったので読んでみた。

それがこの本。

この本を買ったきっかけ

前の会社に勤めていた頃、精神的に追い込まれて、常にネガティブな思考になり、仕事が手につかなくなることがあった。この本とは別の本を読んで、自分の悪い癖が見えて、それ以降は極端に落ち込むことは無くなったが、もう少し違う観点が得られるかなと思ってこの本を2年前に購入した。

この本の概要

自己肯定感とは、自分が自分であることに満足し、価値ある存在として受け入れられる感情のことであり、状況によって高くなったり低くなったりするものである。自己肯定感が低くなると、気分が沈みやすく、消極的な行動をとるようになる。自己肯定感は後天的に育むことが可能であり、高い状態をキープすることができるようになると、人生を前向きに過ごすことができ幸せを手にすることができる、と筆者は言う。

自己肯定感は、6つの感覚から構成され、カウンセリング例を挙げて紹介されている。

1.自尊感情
2.自己受容感
3.自己効力感
4.自己信頼感
5.自己決定感
6.自己有用感

そして、自己肯定感が下がっていると感じたときに、瞬間的に高める方法が24つと、自己肯定感が下がりにくい状態を育んでいくための3つのステップが具体的な手段とともに紹介されている。

この本、調べたら、中田敦彦のYoutube大学で紹介されていたらしい。詳しい内容はそちらへ(リンク

読んで思ったこと

オリンピックで出場選手に対する誹謗中傷が話題になった。また、アダム・ピーティ選手はオリンピック後に1ヶ月の完全休養を取っている。

スポーツ界において、勝負に勝つためのいわゆるメンタルトレーニングは、以前から重要視されてきたと思うが、メンタルケアの重要性が注目されてきていると感じる。心も体と同じ様に、疲労したらリリースをし、疲労しにくい使い方を習得していくことが大切であると。

身体の使い方が悪いと、局所的に疲労が溜まったり怪我をするように、心の使い方(精神的に負荷のかかる状況でどの様に受け止めるか)が悪いと、心に傷を負いやすい。すぐに落ち込んでしまう、落ち込むとなかなか立ち直れないなどと思ったことがある人は、自分の心の悪い癖に気づき、取り除くために、こういった本を読んでみるのも良いと思う。

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