創業8年目にして輪郭ができ始めた Fivesense Pride、夫婦経営のかたち。
7年が経過し奇跡的に事業が続けられています。本当に色々な方に支えられての今。感謝です。お世話になっている皆様、本当にありがとうございます。
今思えば色々と危ない局面を乗り越えてきたなと思います。そしてこれからもいろんな壁があり、それを超えていかなければならないんだと思います。ただこれまで突っ走りながらも、自分の事業をどうしたいのか?試行錯誤してきた中で、ファイブセンスのビジョンなるものが、自分の中で見えつつあります。描け始めたという感じでしょうか。
「夫婦経営、fivesenseファミリーを強くしたい」
株式会社ファイブセンスは2013年設立。8年目の今、見え始めているもの、考えている事、会社のビジョンについて、書いておきたいと思います。
ファイブセンスという社名は「五感」から。新卒からタカラスタンダードで4年、その後リクルートキャリアでは13年間お世話になったのですが、会社の急成長とともにマネジャー、支社長を経験させていただき、仲間、先輩、後輩と貴重な時間を過ごさせていただきました。ただ38歳くらいから組織規模、生産性や仕組みで勝負するのではなく、今一度自分らしい「人間力」「直感力」「野生」で勝負してみたい。そんなことを考え始めたんです。その想いから、創業時、人でしかできない事をするために、五感(ファイブセンス)としたんです。
そうして嫁さん(orie)と私を役員にした会社を設立しました。この会社のスタンスだけを決めて、あとは2人がそれぞれ挑戦したい事に邁進していこうとスタート。私は関西の中小企業に特化した人材紹介、嫁さんは自宅のリビングでやっているキッズ向け英語教室、家族4人で留学したのをきっかけにはじめた親子向けに特化したニュージーランド留学の斡旋。それぞれ違う仕事からスタートしてお互いに仕事の範囲を広げながらファイブセンスとして7年やってきました。やりたい事も違う、だからこそお互いの事業を客観視できるので、こんなんどう思う?と互いに、自分の壁打ち相手としてやってきてて。今も喫茶店での会話がそのままファイブセンス取締役会といった具合です。
一見すると、2人が別々の仕事に対してバラバラに走っているようですが、共通している事は「その仕事、その人、その組織への向き合い方」であり、7年の月日を経て、それが互いにブレることがないなあと、先日もそんな話をコメダ珈琲で2時間してました。fivesense prideを一層互いに意識しています。
「英語だけじゃない、Orie English Studio」
orieの英語教室は、いまだに看板もwebページも連絡先も出していないのに、始めて10年。常に通う生徒が10数名以上います。自宅のリビングでしており、外からみたら普通の一軒家なのに、子供がちょこちょこ入れ替わり出入りしてて、自転車がちょこちょことまっていて、夕方親御さんが集まっている。そんな不思議な教室。怪しまれている事もあるんではと(笑)
幼児向けからスタートしたのに、今は中学生まで学年も広がってて、大きなお兄ちゃんお姉ちゃんも来るようになってます。orieの教室の特徴は、子供たちの事をよくみている事。子供のちょっとしたサインを逃さない事ではないかと。例えば眼科にいったほうがいいタイミングに気づいて親御さんに伝えるのがorieであったり。(実際に何人かこれまでにメガネをかけるキッカケに) 学校で落ち着きがない子と先生からいわれているとか、勉強が嫌いとか、親御さんが子育てに悩んでいるとか・・そんな子供たちが、orieと接するようになると、しっかり靴を並べて挨拶ができるようになっているとか、この時間を毎週楽しみにしてくれるようになり、帰り際にハグを頼んでくる生徒がいたり。(今はコロナ禍でしませんが)最近は中学生の生徒が、母親には言わない話を、orieにはしていたり。将来の事。いろんな悩みをもっているらしく。レッスンが終わったあと、しばらく帰りたがらない子も多い。お迎えにきた親御さんが、立ち話で玄関先で1時間以上話し込んでて、親御さんもorieも一緒になって涙ぐんでいたり。授業以上の時間を親と立ち話する塾ってありますか!?(笑)日々そんな風景です。
今年コロナ禍で緊急事態宣言のときは、完全オンライン教室に運営を変えてやりはじめたんですが、子供たちがずっと家にいて、親御さんが仕事のため、子供が一人留守番する家庭も中にはあり‥オンラインレッスンに加えて、急遽zoomで生徒のご家庭とほぼ毎日夕方のレッスンまでの間、繋ぎっぱなしにして、子供たちがいつでも来れるオンライン自習教室をつくったんです。これが子供たちにヒット。皆とつながりorieにみられていたら、ちゃんと勉強してるらしい。親御さんも毎日子供が家にいたら何もできないので助かる!そんな声もあり喜ばれました。ディベート大会をしたり、将来の夢について話しあったり。3時のおやつも一緒におしゃべりしながら楽しんだり。5月の子供の日は、Orie English Studio とナイスミドルprjコラボのオンラインイベントを開催。コハデビともコラボし、私も登壇させていただきました。
orieから英語の授業だけでなく、大人のひとりとして、あるいは女性の一人として色んな話をしたり、わからない教科の相談にのったり。オンラインだと隣で親御さんもその会話を聞いていたりするので、そのままいろんな相談を受けることになって。遂に、立派な塾に通っている生徒さんの親御さんから全教科をorieにお願いできないかという相談まで・・・なんと!(驚き!)どうやら英語教室としての機能だけを求められていない。親子のいろんな悩みを頼らせてほしい。我が子の成長に関わっていてほしい。orieの教室は、この数年でこの教室に求められている事が変化してきているなって思ってます。自分の子供を預けられる信頼、安心感、さらには親御さんから頼れる場所へ向かう事になりそう。
親と子を、学校と親を、世の中と親子を繋ぐ。そんなイメージでしているのかなと。特に子供とはorie自身が、苦労した学生時代の話をよくしているなと。orieだと自分の事をわかってくれる。そんな感覚があるのだろうなあ。
「小濱豊弘にしかできない人材紹介・転職支援」
私の紹介事業の方は、関西の中小企業さんの中途採用に特化して7年が経過しました。転職決定者が120名を超えました。7年前に入社された方の中で役員になられるご活躍者もでてきましたが、常にいつも頭の中にあるのは、結果としてミスマッチでご苦労をさせてしまった個人の方や、戦力になる前に退職されてしまいがっかりさせてしまった社長の事。出会う機会を作るだけだと全く存在意味がない。出会った先の事を、両者以上にイメージし、どこで両者が深く濃く繋がれるのかを追求してこそ。ここは8年目もまだまだ道半ば。もっともっと両者の理解と勉強をし続けたい。
私は経営者タイプではないのだろう。会社経営よりは、生涯現役のプレイヤーを目指したいと思ってて。もともとの出発も、起業、会社を大きくすること、世の中に大きく貢献できる事業を育てるといったことに関心がなかったから。今もそうだけど「目の前の人・身近な人・家族に喜んでもらえる人でいたい」という気持ちが強い。そして自分の人生を全うしたいという気持ちも強いですね。
そんなんだから、法人という単位ではなく目の前の経営者の役に立ちたいと思う。その為には素敵な組織を作っていく事、組織構築、人材戦略で力になりたいと常に思っている。そして個人。管理職を経験して思った事は、会社や組織は理不尽であること。だから個人に強くなって欲しいし、会社をあてにせず自ら組織人人生を楽しめるよう、組織を利用して自己実現したるくらいの発想で強く、したたかに過ごしてほしい。仕事の紹介屋ではなく、気持ちのあり方を知ってもらって明るく面白くキャリアを考えるきっかけづくり。仕事だけの人生じゃなく、あるいは守るものができた事を理由にせず、自分の為にいろんなことに挑戦してほしいし、涙してほしいなあと。特にミドル世代の皆様にそんな想いが強い。
これまで長年ご転職決定者と必ず食事に行かせてもらうようにしてきましたが、対面でお会いできない事態になった事で、深く考えるようになってます。食事よりももっと大事なのは、本当に入社後にご活躍いただく事。そここそが真の求めている事。なので入社前後で活躍に向けて懸念になる事、少しでも顔色が曇った事は、流さずに必ず触れにいく。今一度全部引っ張りだしてふりだしに戻ってでも、会話し些細な事でも解決しに行く事。そう思うと食事でなくともzoomでもLINEでもできる。今は断然そっちのほうが大事。
自分のスタイルや価値観に共感いただけるクライアントさんや人と出会う事が、ここ2年くらい劇的に増えた。そしてビジネスパートナーになっている方々も、独立して自分の価値観を大事に自分にしかできないスタイルで仕事をしている方が多く、そういう独立した皆さんとプロジェクト的にクライアントさんの経営課題の解決に向かう仕事が増えてきている。
また昨年ホームページ制作にあたって、私個人がどんな価値を提供しているのかを私をよく知る皆さまから教えていただける機会があり「私自身と接する事がサービス」という発想をもてたことで、求職者の自己分析を私の目線でするサービスを立ち上げたり、これまで私個人が抵抗があったセミナー講師やアドバイザーの仕事なども、視界が変わり喜んでお請けさせて頂くようになり、自分の視野をさらに広くする機会を得て、自分自身の中でひとりで見通しを悪くしていたのが、好循環になってきたと感じてます。
「VISION」「ポリシー」が明確なほど、強くなるし、同士が集まる
最近ご支援先をみていて、経営理念、ビジョンをしっかりもってて、本当にそのビジョンを目指そうとしている社長に、優秀な人が集まってきていると感じてます。反対に、理念やビジョンは作っているが、張りぼての会社さんからは、優秀な方が流出してます。「年収up」「年収査定」というキーワードを多用する人材紹介会社がありましたが、私の感覚では、優秀な方はその動機だけでは動かない。報酬が少し下がっても、理念やビジョンに共感できる環境で存分にやりたいという方が圧倒的に増えてます。SNSやネット社会になり、ホンモノかどうかが個人レベルでもわかる時代になっているのでしょうか。
私が尊敬する経営者は、まさにビジョンと理念が揺るがない方です。売上や上場が目的にならず、その向こうにしっかりと世界観をもっている方。じゃあファイブセンスはどうなんだと。そう考えると、ファイブセンスのスタンスを明確にして、そこからブレないように強く意識しているここ2年、同士といえるパートナーさんと仕事ができる機会が増えてきています。夫婦経営なので社員は採用しませんが、私たち夫婦と一緒に仕事がしたいと思って頂ける方が少しずつ増えてきたかなと。
orieの英語教室も、看板は引き続きないけど、保護者の方が揺るぎないファンになっていただき、その方々が広げてくださってます。私もありがたい事にご紹介いただくクライアントを振り返ったときに、私が信頼を寄せる方からの紹介になってきています。
小さな商店のままで、大きな信頼の輪を築いていけるんだなと。夫婦でそんなことに気づけました。
そこで改めて現在地のファイブセンスをまとめました。
このファイブセンスファミリーは、何を生業とするのか?
5SENSE PRIDE
人や組織の様々な岐路やシーンにおいて、決断や挑戦を後押し、応援するお店。応援の仕方や手段は広がっていっていいし変化してもいい。応援からはブレない。
事業のかたち
毎年orieの教室は、子供たちの英語発表会を開催していて、親御さんに見に来ていただく機会があるのですが、私がアシスタントとして、発表会運営から夜の家族懇親会までサポートしています。生徒さんのお父さん方同士の懇親担当も(意気投合して飲み過ぎてしまう事多々・・苦笑)また私のクライアント先での新人研修や2年目研修の際は、orieに助手として来てもらっています。なので夫婦セットで認識されている企業さんも増えています。これもシナジーの一つだと考えています。
さらに夫婦間シナジーを超えて、私たちのスタンスに共感いただける仲間の輪も広げていきたい。この輪に相談してみたら、きっと解決するって感じていただけるファイブセンスコミュニティを育んでいきたいです。
私たち2人の事をよく知った上で、仲間としてコラボさせていただいている皆様いつもありがとうございます。益々太く強い大きな輪にしていけるよう来年も頑張ります。引き続きファイブセンスファミリーをよろしくお願いいたします!
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