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サンダルランの楽しさ!(vol.3)

~壱岐ウルトラマラソン100km、サンダルで初挑戦~

2019年10月、2度目の100kmウルトラマラソンで長崎県の壱岐島へ初上陸。サンダルで初100kmは内心ドキドキでしたが、走ってしまえば50分もタイムが縮まり自己タイム更新!12時間30分でgoalできた~。この一年前は四万十川の70km地点で辛すぎて一回泣いたほど・・自分でもビックリの結果👣

楽ではなかった。50km地点エイドで相当辛くて、椅子に座り込んで、おにぎりや味噌汁をいただき、20分くらい立てなかった…最大の危機はここやった。まだ50km残ってる😭ヤバイなって思ってたんやけど、我慢して走りだすと、60km地点から徐々に元気回復。そこからずっと走れて、地元の方と会話する余裕も!色々な条件が重なってのことやと思うけど、終わってみて、やっぱりサンダルランを通じて長く走れるように変わったのは間違いない!(95㎞地点の登りも、あと5㎞ってテンションあがって走りきる)

じゃ、サンダルランで何が変わったんやろ?自分で書き出せる事はこんな感じ。意識して変えたことではなく、自然にそうなっていったものばかり。

・歩幅が小さくなった

・かかと着地ではなく、つま先近くの足裏着地

・足を高く蹴りあげず、低い位置のまま足を前にスライドする

・膝や腰の疲労がマシ

・猫背ランが治った

・親指にマメができなくなった

・足裏と脹脛の疲れがすごい

サンダルランって自分に何が良かったのか。BORN TO RUNにあった話やベアフットランを推奨している方の記事など読み漁ってみた。 素人ながら、おそらくこうではないかと…

★省エネ走法になっている?!

シューズのときは、踵から着地してクッションを利用して蹴って走るので、歩幅が自然と大きくなる。しっかり足で、靴で走る感覚。サンダルだと踵着地すると痛いから、自然と前足裏付近で着地するし、クッションもないので衝撃を和らげるように、高い位置まで足をあげず軽く蹴って足をスライドさせる感じで。歩幅も小さく走る。呼吸は早くなるが、足でしっかり走るよりも上半身も使って走る感じがする。それと歩幅小さくなると、姿勢が上向きで、猫背が解消?腰も以前より疲れてない。それで長時間長距離が走れるようになったのかも。確かにトレランの時久しぶりにシューズで走ってみると、靴が重い、足をしっかりあげないといけない。山道じゃなく平地のときは、やっぱり踵ランに戻っちゃう!

★足裏の疲れ方が凄いが、これがナチュラルラン?!

ビーチサンダルで長時間過ごすと、足裏が疲れて痛くなってくる。サンダルで長距離走ると、この足裏疲れが、さらに凄いんです。あと足首廻りも。足使いまくったな!という感覚。この疲れ方が「BORN TO RUN」によれば、人間本来の足の疲れ方だと。シューズは、この本来の痛みを遮っているのだと。なんだか新鮮!足裏を使いすぎて大丈夫かと思っていたのが、これを読むと「今日もいい疲れ方したぞ」という発想になる。足を鍛えたような。

あるナチュラルランニング(ゼロベースランニングとも言うそうです)を推奨されている高岡尚司さんのブログ 【※高岡さんは裸足フルマラソンの日本最高記録らしいです(凄)】から・・・多くの人が裸足や裸足感覚のシューズを履いて走ることで、人間の「自然」を取り戻せると。僕たちの体の中に「自然」は必ず残っています。ただ単に、あるべき姿を放ったらかしにしてたせいで、使い方がわからなくなっているだけ。

高岡さんの「ゼロベースランニング」もまた興味深い。本の章のタイトルみるだけでワクワクする・・「人間本来の走り方」とか「腕は振るのではなく振られる」とか。めちゃオモシロイ話が書かれてる。

それから「BORN TO RUN」に、ランニングよる怪我や衝撃を研究した結果が書かれているんやけど、痛ましい真実として紹介されてて、これもオモシロイ。

1)最高級シューズは足には最悪であると。
高級シューズを履くランナーは、安価なシューズのランナーよりも怪我をする確率が123%も大きい!保護機能(クッション性)や矯正機能がついているほど怪我している。ほんまかいな(笑)今厚底シューズが日本でブームだし、それで記録がでているので。ほんとはどうなのか?その後怪我する人が増えたら、そういうことになるのかな。

2)人間は靴なしで走るよう設計されていると。
偏平足が裸足で生活すると土踏まずが高くなってくる。もともと足裏の土踏まず(アーチ)は素晴らしい構造でできており、あらゆる重量を支えるためのデザインらしい。耐震構造のつり橋のように強度がありながらも収縮するそう。その構造を使わずに、シューズを履くということは足にギブスをはめるようなものだと。

人間の体ってすごい。裸足こそ本来の人間らしい姿。この1年は過酷なレースに挑戦したのに、怪我はないし、足廻りが丈夫になった感もある。こうして考えていくと、壱岐島の結果に、サンダル効果は何らかつながっているんかなと。

またサンダルランしてる方とこんなテーマでも話できたら!

サンダルランから得た視界~

私はrootsに弱い。何事もrootsを大事にしてる事を再認識した。「BORN TO RUN」、タラウマラ族、200万年も走力狩猟していた時代、、、に触れてrunの違った意味を感じれて楽しくなった。本とルナサンダルのおかげ。

仕事でも、クライアントさんのホームページで、社史沿革が好き。起源が知りたくなる。娘に歴史を教えるようになってまた最近歴史にもハマってきてる。

自分のエネルギーって、原点に触れると湧き上がるなあ。このことも忘れがちになってた。新しいモノが生まれにくい時代になってるけど、遡っていくと原点から新しい視点が引き出せて、新たなモノが創り出せることってあるんじゃないか。公私ともに何かに煮詰まったり、現状や未来が見えなくなったときは、原点回帰、rootsを探ろう~

人間本来の力や自然体をこれからも自分のスタンダードに!(そう、仕事も五感、不変なモノ、ファイブセンスからブレないでいこ)

※壱岐島めちゃ好きになった。

壱岐島の自然と海の幸は、めちゃよかった。

デビが車できてくれていたおかげで、レース翌日は島めぐりができました。(デビ、ゆかりさんありがとう!)もう一度走りたいな。島国出身の私には、壱岐島も原点回帰。懐かしく落ち着く場所。壱岐島も壱岐ウルトラマラソンもめちゃオススメです!壱岐なショットでエンディング

また壱岐まっせ〜


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