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オンライン教育の運営は、サンドイッチ作りだ。

皆さん、こんにちは!ビジネス・ブレークスルーの高松康平です。

日々、教育サービスを創って、講師をしたり、運営事務局をしたり。最近は、「いまだからこそできるオンライン教育」とは何かを考えています。

緊急事態宣言が延長されました。一部営業再開される部分もあるみたいですが、StayHomeがまだまだ続きそうです。

6月以降も、どうなるかが分かりません。緊急事態宣言が解除されるかもしれないし、されないかもしれない。解除されたからといって、2次感染があるかもしれないし、ないかもしれない。そんなことを考えていると、先の予定が立てられないと頭を抱えてしまいます。これは研修に限ったことではありませんが。

この状況で、どうやって学びを届けていくのか頭の整理をしてみたいと思います。お付き合いの程、宜しくお願いいたします。

いま、オンライン研修の企画をしていますが、研修の中身ばっかり充実させようとしてはいけないと感じています。カリキュラムや話し方も大切なのですが、研修前後の運営がこれまで以上に大切になると思います。

今日、お伝えしたいことはこちらです。

研修前のわかりやすい案内、動機付け、そして、研修後のフォロー、アセスメント。つまり、研修の中身だけを考えるだけでは不十分で、サンドイッチを作るように中身を包み込むパンを用意しなければいけません。

そこで、今日は美味しいサンドイッチの作り方、いや違った、研修前後の運営で気をつけたいことを考えていきたいと思っています。

まずは研修前で気をつけるところ。

研修前の案内の分かりやすさが、受講生の不安を減らし、モチベーションアップにもつながる。

私は、オンライン研修の講師も務めていますが、集合研修の講師も務めています。まずは、集合研修の開催場所・日程をどう案内するか?を考えていきたいと思います。

これは、もう実施確定できないので、案内文章はこんな感じになるのではないでしょうか?

ーーー(開催案内)ーーー

戦略的思考研修

開催日時 2020年8月〇〇日

目的:・・・・・・・・

場所:開催形式は「集合研修」もしくは「オンライン」

※決定は2週間前に行います。

ーーーーーーーー

どちらでも対応できるようにしておく必要があります。

これから世の中がどのようにしていくか全く予測できないので、研修自体の運営も予想できません。だからこそ、受講生に対する案内は、本当に丁寧に行っていく必要があります。

・どういう形式で研修を行うのか?

そして、

・なぜ、いま研修を実施するのか?

研修前の上司からのコミュニケーションが、研修受講生にもっとも影響を及ぼすという研究結果もあるくらいですし、その意義もちゃんと伝える必要があります。

研修どころじゃないかもしれませんが、いまだからこそ学ぶべきこともあると思っています。

そして、研修後に気をつける点は何でしょうか?

研修後にアセスメントを実施することで、研修効果の見える化に取り組む。

集合研修をライブ講義化する際に気になる点は、一人一人の受講の様子を確認しづらくなることです。

集合研修だったら、事務局の方が各テーブルを回って、受講生の様子を確認することできます。オンラインでも受講状況は見れますが、肌で雰囲気は感じづらくなります。また、受講生一人一人がメモしている内容や各チームのホワイトボードを一気に確認できなくなります。

そこで、ぜひお薦めしたいのが「アセスメント」の実施です。研修後にアセスメントを実施することで、一人一人の受講成果を確認することができます。

研修テーマによりアセスメント方法は違いますが、私が提供する問題解決や戦略思考研修では、オンライン上で受診できる論述式のアセスメントを提供しています。考える力を測定するなら、やっぱり論述型がおススメです。

論述型の場合、全員分の提出物を人間が採点する必要があるので、運営が大変なのですが、100名~200名規模の実施でも対応できる最強採点官がいるのがBBTの強みだと思います。それも、採点結果をダブルチェックしているので、安定した採点の品質をお約束できます。

コンピテンシーや適性・資質を計測したいのあれば、選択式の設問形式のアセスメントもあります。どちらもオンラインで実施可能です。選択肢型の場合には、即日で結果が出ます。さらに、その人ごとにフィードバックコメントが表示されますので、一人一人の更なる学びのキッカケになると思います。

その一方で、集合研修でのグループワークの様子を観察するという形式でのアセスメントは実施が今後、難しくなる気がしています。というわけで、集合研修をもしオンライン化する場合には、研修後にアセスメントを追加セットにしていただくのがおすすめです。

こういう話をすると、アセスメントの追加売り込みだ!と感じさせてしまったら申し訳ないですが、オンライン化することで、研修予算総額は下げることができると思っています。まず交通費・宿泊費が無くなります。このインパクトは大きい。また、オンライン化することで、研修の一部を大規模開催することが可能になります。これこそオンライン教育のメリットです。どうやって大規模開催を可能にしていくのか、また別途書きたいと思います。(ここは、個人的にこれから一番変化が注目される部分だと思います。)

というわけで、一人一人の受講成果を確認するために研修後のアセスメントを行うことで、その後の一人一人のフォローが大切だです。

というわけで、今日は研修前後にフォーカスを当ててみました。サンドイッチの作りのように、中身にこだわりつつ、その中身をどうやって包み込むのかが大切です。

ただし、サンドイッチの場合は、具材づくりも、パン作りも同じ職人さんが実施すると思いますが、研修の場合、研修前後は人事部の方や研修会社の事務局が担当し、中身自体は講師が担当する分業制となります。

ここは、研修運営をする立場にとっては、とても重要なポイントです。チームワークを発揮して柔軟に対応する必要がありますね。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。


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