自律的な学びの最初の一歩は、思いっきり「受け身」のことが多い気がする。
こんにちは!
ビジネス・ブレークスルーの高松です。
リカレント教育、スキリングの必要性が叫ばれています。
最近もこんな調査を見つけました。
調査結果によると、人事担当が考える中高年人材の課題、1位は「自律的なリスキル」だそうです。
激動の時代、学ぶ必要が更に高まっています。
その一方で、社会人の学習状況を見ると、「学ばない社会人」の実態も明らかになっています。
少し前のデータになりますが、リクルートワークス研究所のレポートです。
めっちゃ参考になります。
このデータを見ると、まだまだ学びの取り組み状況は高いとは言えなさそう。でも、学んでいる人がめちゃくちゃ少ないかというとそうでもない。
当たり前ですが、学んでいる人もいれば、そうじゃない方もいる。
当たり前だ!
でも、そういうことです。
みんながみんな学んでいる訳ではない。
ただし、いま学んでいない方も学びを拒絶しているという訳ではなく、学ばない理由は特段ないらしい。
単にキッカケがないだけだと思う。
では、学びのキッカケとは何だろう?
それは、ちょっとしたお誘いだと思っている。
例えば、会社の上司・同僚から
「この本、面白いから、読んでみない?!」
例えば、研修講師から、
「次はこういう講座を受けるといいよ!」 とか
例えば、SNS上で友人から、
「こんなイベントをやるので、参加者募集!」とか
こういったお誘いで参加してみたら、面白かったので、少しずつ学んでいく。こうやって自律的な学びが始まる。
例えば、こんな経験がある人も多いだろう。
親から、
「お兄ちゃん、お姉ちゃんがやっているから、あんたもどう?」
こういったお誘いがきっかけで、生涯続いている趣味や習い事も多いはずだ。私が野球を始めたキッカケもそうだった(はず)。記憶はないが・・・。
また、前少し調べたことがあるのだが、例えば、美術鑑賞の趣味がある人もそうみたいだ。最初のキッカケは、学校の遠足で行く美術館だったりする。
さらに、美術に興味を持つ一つの大きなキッカケは、家族で行く百貨店で開催される海外美術館の展示会。いまは実施が減ってしまっているのが残念だが、百貨店が集客のために招待チケットを配りまくっていたのだ。
そのチケットをもらったおじいちゃん・おばあちゃん、もしくは、お父さん・おかあさんが家族に声をかける。
「今週は、デパート行こうか?ちょうど美術展のチケットもらったので、みんなで行かない?そのあとは、みんなでご飯食べて買い物でもどう?」
日曜日、家族でデパートに行って美術展を行く。
古き良き日本の風景だ。
これが日本中で起こるのである。
そして、美術に興味を持つ人がチラホラ出てくる。
その積み重なりが大きな力となり、日本中に美術好きを増やしているのである。
この大きな力を生み出す最初の一歩は、「ちょっとしたお誘い」なのだ。
このちょっとしたお誘いがあるかどうか重要である。
これがあるかどうかは、所属する会社・組織・コミュニティによって、全然違うように感じる。
先輩が沢山学んでいれば、学びのお誘いも多い。
逆も真なり。
今後、社内で自律的な学びを実現する人を増やしたければ、「ちょっとした学びのお誘いをしまくる!」ことが大切。
ちなみに、私が担当するクラスの受講生には、猛烈にお誘いをしています。
「この本、めちゃくちゃ面白いから読んだ方がよいよ!」
受講いただく方にあわせて、厳選する。
こんな感じ。
そうすると、読んでくれる。でも、やっぱり数人である。でもよいのだ。
繰り返し言い続けることが大切。
さらに、
「ビジネスアウトプットGYMのこの回、やばいよ!出た方が絶対いいよ!まじで!」
例えば、こんな感じ!
まじで面白いし、勉強になる。
これ知らなかった自分が怖くなっているんだよね・・・
だから参加したほうがいいですよ!おすすめ!
こちらが開催レポートです。
お誘いすると、結構出てくれる。でも、もちろん全員ではない。
そんなもんである。
私は全然めげない。
数人でも、学び始めてくれたら最高なのだ。
そのお誘いがきっかけで一人二人と学びを発動してくれる。
自律的な学びの最初の一歩は、思いっきり「受け身」のことが多い。
だから、私はお誘いしまくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後に、私からのお誘いです。
ビジネスアウトプットGYMに参加してみませんか?
待ってるぜー!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?